中国地方の方言一覧!5県の方言まとめ

中国地方の方言

中国地方の方言は、大きく分けると、島根県東部の出雲地方から鳥取県西伯耆地区で使われる「雲伯方言」と、それ以外の大部分の地域で使われる「中国方言」の二つになります。

雲伯方言は、発音が東北地方の「ズーズー弁」とよく似ています。

一方、中国方言は、文法は近畿地方の方言に似ていますが、アクセントは東京式です。

この記事では、中部地方の方言を一気にまとめてご紹介します。

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方言一覧

方言の解説は、「方言の解説一覧」をご覧ください。

方言の解説
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鳥取県の方言

鳥取県の方言

鳥取県では、3つの地域に分かれた方言があり、それぞれ因幡方言、東伯耆方言、西伯耆方言と呼ばれています。東部と中部では、「〜から」という言い方が特徴的で、「〜もって」は「〜ながら」の意味を表します。西部の雲伯方言は昔の発音が残っており、「火事」を「くぁじ」と呼んだり、「風」を「かじぇ」と呼ぶことが特徴です。

方言 意味
あいまち 怪我
あわだくる 冗談を言う
いけん だめ
いちぎない 気の毒な
うち、うっちゃ わたし
うら
えっと たくさん
えーにょば いい女、美人
えらい 疲れた、つらい
おーどーな 大胆な
おんた オス
おんつぁ 愚か者、馬鹿、まぬけ
かいさま 裏返し
がいに たいそう
かぐる ひっかく
かけりやこ かけっこ
かじぇ
かばち おしゃべり
からむ 結ぶ・しばる
がんじょ 努力する、がんばる
がんじょするけえなあ がんばっていますね
きなんせ お越しください
きょーてー おそろしい
きんさった いらっしゃった
くぁじ 火事
けーかす 消す
けーんど けれども
ごーがわく 怒る
こーへぇ 生意気、ませている
ごす くれる
こすい ずるい
こまー 困る
さーに そんなに
しぇんしぇ 先生
じゃんこと たくさん
しらしら (胃が)ムカムカする
しらしらする ムカムカする
すてんぽてん だらしない様子
そげーな そんな
たいぎぃ 疲れる
だったも いつも
たばこ 一休み
だらず バカ、アホ
だんだん ありがとう
ちぃとわて 少しずつ
ちんちん 親しい仲
つかーさい (して)ください
つみたー 冷たい
でごへご でこぼこ
ですです そうです
とっぱーけ 嘘つき
どんどろけ雷
なんだいや どうしたの
はぐる めくる
ばんげ 夜がた
ばんなりまして こんばんは
ぶーわ
ほおたかばち ビンタ
めんた メス
〜もって 〜ながら
やくちゃがない 役に立たない、つまらない
やくちゃもにゃ 無駄な
ようこそなぁ ありがとうございます
よだきい セコイ
わったいな 驚いた
わー
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島根県の方言

島根県の方言

島根県の方言は、出雲方言、石見方言、隠岐方言の3つに分かれます。出雲方言には、「たくさん」を表す言葉が多く、「こげ」という指示語や、「そげ」という独特の言い方があり、「そげそげ(そうそう)」は、会話で同意するときに使われます。

方言 意味
あーから あれから
あくだれる 暴れる
あただ
あまる 雷が落ちる
いたしい なやましい
いんにゃ いいえ
いんのくそ 役に立たない
えとしげな かわいそうな、気の毒な
えっち 一番
えっころ かなり
えっぱい たくさん
えど おしり
えにょば、えーにょーば いい女、美人
おぞい 恐ろしい、汚い
おちらと ゆっくりと
おんぼらと 穏やかな
かいしき まったく
がいな すごく
かたちんば そろっていない
かたで 最初から
きちゃない 汚い
ぎばむ がんばる
きばる 頑張る
きょーとい 恐ろしい
きんにょ 昨日
くじ 小言
げに ほんとうに
こげ こう・こんな
こーしゃ 器用なこと
ござっしゃい いらっしゃい
こすい ずるい
こそばかす くすぐる
ごだっしゃい いらっしゃい
こちょこちょ くすぐる
ごっつぉ ごちそう
こっぺ 生意気、ませていること
こなえだ この間
ごんた いたずらっこ、悪さをする子
さんじました ごめんください
ざまくな 見苦しい
しおはいー しおからい
しちべ おしり
じやじや じめじめ
すいちょる 好意を持っている
せせらしい うるさい
せはしい 忙しい
そげ、こげ、どげ そう、こう、どう
そげそげ そうそう
そげに そんなに
ただもの いつも
だらじ、だらくそ バカ、アホ
だんだん ありがとう
ちべたい 冷たい
ちょーしき 食事
ちょっこし 少し、ちょっと
ちょっぱい 口先がうまい、いい加減なこと、大嘘
ちょんぼし 少し
でご おでこ
てしゃ、てばえ 器用
てにぶ、てにび 不器用
てれぐれする 仕事がうまくいかない
どが、どがな どう、どんな
なんぎこんぎ 困難
ばくたい たくさん
はちかし 恥ずかしい
ふこーき 飛行機
ぶさいく 不器用
ぼっこー とても
もったいぶー 気取る
やーやこ ようやく
やっきっき じゃんけん
よーけ たくさん
よわる 困る
ろーちき たくさん
わしやち 私たち
わやくそ めちゃくちゃ

岡山県の方言

岡山県の方言

岡山県には、東部の備前方言、西部の備中方言、北部の美作方言の3つの方言が存在します。岡山方言の特徴は、単語が1つの音にまとめられることです。また、地域によって命令形の表現に差異があり、「〜しなさい」という時には、備前では「せられー」、備中では「しねー」、美作では「しんちゃい」と言われます。

方言 意味
あけぇ 赤い
あしたり 明日
あまる 腐る
あんごー、あんごう バカ
いがる 大声で叫ぶ
いろう 触る
いぬる 去る
いんどかれー 帰っていなさい
うったて 最初
うつっとる お似合い
えれー しんどい
おいでんせえ いらっしゃい
おえん だめだ
おしめんせー こんばんは
おどりゃー おまえ!
おもれぇ おもしろい
おんびん、おんびんくそ、おんびんたれ こわがり、臆病者
かごんで かがむ
かさにのせる 傘に入れる
ぎょうさん 大量に
きょーてー 恐ろしい
きょーる 来ている
くつわいい こそばゆい
くれぇー 黒い
けー 来い
けぇからけぇ これから来い
けーでぇ? これですか?
けっぱんぢぃた つまづいた
こがーな こんな
こーへぇ 生意気、ませている
こられー 来てくださいよ、おいでよ
しぇわねー 差し支えない
じぶん あなた
しもぶくれ しもやけ
しれぇ 白い
すこどん まぬけ、動作がのろい
すどりゃー おまえ!
すねぼんさん
すばろーしー 憂鬱な
すんげがねーけー 寂しいから
せーじゃけど そうだけれども
そねーな そのような
たいぎい おっくうだ
たててーて 立てておく
ちばける ふざける
ちいたぁ 少しは
つべてやー 冷たい
つれ 友達
でぇれぇ とても
でーでぇ? だれなの?
てーてーて 炊いといて
どけぇ どこへ
どにゃー、どねー どんな、どのように
なーなー ねえねえ
なんしょん 何してるの?
ねき 近くに
のせる 傘に入れる
はしる ピリピリ痛む
はよーしね 早くして
ばんじました こんばんは
ほうじゃ そうだ
ほかる 火照る
ぼちぼち そろそろ
ぼっけぇ とても
またこられー また来てください
みてる なくなる
めばちこ ものもらい
もっとで もう少しで
もーちーと ちょっと
もでる はずれる
やっちもねー くだらない
ゆーに ゆっくりと
らっしもねー しようがない、つまらない、散らかっている状態、バカなこと
わい わたし
わりゃー おまえ!
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広島県の方言

広島県の方言

広島県の方言は、備後方言と安芸方言の2つのグループに分かれます。備後方言では、「赤い」を「あけぁー」、安芸方言では「あかー」と発音します。「じゃけん・じゃけー」という表現が有名で、「えー天気じゃのー」という語尾に「のー」がつく言い方もよく使われます。敬語表現に「〜ちゃった」があり、痛みの表現には、独特な言葉が多数あります。

方言 意味
あがーに あのように
あつい 痛い
あののー あのね
あばすれる 騒ぎ立てる
あまくりかえる 余る
あらましな 荒っぽい、乱雑な
いけにゃー だめならば
いけん いけない
いたしい 難しい
いど おしり
いなげ 変だ
いぬる 帰る
いびしー、いびせい 気味が悪い、汚らしくていや
いらう さわる
うち
うちかた わたしの家
えーがの いいじゃないか
えっと たくさん
えらい 疲れた、しんどい
おどれ お前
おどろく 目が覚める
おはようがんす おはようございます
おばる 痛い
おめでとーがんす おめでとう
おんびん、おんびんくそ、おんびんたれ こわがり、臆病者
〜がんす 〜ございます
がめる ちょろまかす
かもう からかう
きちゃにゃー 汚い
きっぽ 傷跡
きばる 張り切る
きょーとい 怖い
ぎり つむじ
くじゅーくる ぐずる
くたぶれた 疲れた
くつばいー くすぐったい
けー 来い
けつ 最後尾
げに ほんとうに
けんげん 片足飛び
こう 買う
こーへぇ 生意気、ませているこすい
こすい ずるい
こまい 小さい
さえん パッとしない
さでくりおちる 転び落ちる
さばる しがみつく
しごんならん 手に負えない
しごんぼう やんちゃな坊主、いたずらっこ
しにる、しにいる 青あざ
じゃけえ だから
すばろーしい うるさい、やかましい
せせろーしい うるさい
せらう やきもちを焼く、嫉妬する、うらやむ
そがいに そんなに
そそね うたたね
たいぎい おっくうだ
だいじない 差し支えない
たう 届く
たちまち とりあえず
たばこにする 休憩する
たわん 届かない
だんだん ありがとう
たんびゅう たびたび
ちびる すり減る
つまらん だめだ
てーさいこく 気取る
でぶちん おでこ
とーから 前から
どーなろーに どうしようもない、お手上げ
どがーに どのように
どぎゃーな どう、どんな
どんどろさん かみなり
にがる 鈍い痛み
ぬくめる 温める
ねき 近く
ねぶる なめる
ねんごーたれる くどくどと説明する
はぐる めくる
はぐいい はがゆい
はしる 痛い
ひやい 冷たい
ぶち とても・大変
ほうじゃのう そうだなあ
ほかす 捨てる
ぼっこー たくさん
まいたんび いつも
まひげ 眉毛
みてる なくなる
みやすい 簡単
むつこい 味がしつこい
めぐ 壊す
めぼ、めんぼ、めべーとー ものもらい
めめくそ 目やに
やおい やわらかい、やさしい、弱い
やねこい いやらしくて、しつこい
われ あなた、きみ

山口県の方言

山口県の方言

山口県の方言は、周防方言と長門方言の2つに分類され、九州地方の言葉の影響を受けています。語尾に「〜ちゃ」や「〜ほ」がつく言い方や、「〜のんた」という表現があります。また、「とても」を意味する表現が多数存在し、「〜あります」という表現がよく使われます。

方言 意味
あずる 手こずる
あります ございます
いびつけない、いびしー かわいそうだ
いらう 触る
えーころはちべー いい加減に
えずい 頭が良い
えらい 疲れた
おっちゃって 居る
おいでませ いらっしゃいませ、おいでなさい
おはよーごぁんす おはよう
おめでとーあります おめでとう
かばち 口ごたえ
かやす こぼす
きなる 気取る
きゃしゃげな 汚い
こらえてーや 勘弁してよ
こまい 小さい
ごんごんちー 幽霊
しあわせます ありがとうございます
じょーに たくさん
じら わがまま
じらくう 駄々をこねる
しろしー やかましい
しゃんしゃん テキパキ
せんない めんどくさい
せんみつ 嘘つき
そんとな そのような
だいしょー 大小
たう 届かない
だめっちゃ だめだってばぁ!
だだんだー めちゃくちゃ
だらしい だるい
ちびる すり減る
ちゃりこい すばしっこい
ちゃんこ 座る
ちんぐー 友達
てれんこぱれんこ ふらふらする
どーかん 悪ガキ
なおす 片付ける
ぬくめる 温める
ねき
ねぶる なめる
はばいい、ばばやい、ばばい まぶしい
はぶてる すねる
ひやい 冷たい
ふく ふぐ
ぶち とても
ぶるとっぴん 急いで
ほうとくない きたならしい、不潔、おぞましい
まがる さわる
まっつい そっくり
みしゃげる 割れる
みやすい 簡単
めげる 壊れる
やおい やわらかい、やさしい、弱い
やぶれる こわれる
やんばん 金持ち
よーけ たくさん
わや むちゃくちゃ
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