「お手を煩わせて」の意味と使い方や例文!「心を煩わせて」との違いは?(類義語)

【言葉】
お手を煩わせて

【読み方】
おてをわずらわせて

【意味】
物事を依頼する場面で、他人の世話になったり、やっかいになることを強調しへりくだった表現。

【語源・由来】
「煩わせ」は「煩う」の使役動詞形「煩わす」と同じで「ほねをおらせる。面倒をかける。」の意。「手を煩わす」は「他人の世話になる。やっかいになる。」

【類義語】
お手数をおかけして、お手間を取らせて

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「お手を煩わせて」の使い方

健太
ともこちゃん。お手を煩わせて申し訳ないね。
ともこ
そう思うなら宿題は自分でやりなさいよ。
健太
夏休みは夏を謳歌するべき時だと僕は思うんだ。
ともこ
そう思うなら、私の手を煩わせないで、宿題をやってありませんって先生に正直に言えばいいのよ。

「お手を煩わせて」の例文

  1. お手を煩わせて恐縮ですが、資料を確認して頂けますでしょうか。
  2. お手を煩わせてしまいましたがありがとうございました。
  3. お手を煩わせてしまい申し訳ありません。
  4. お手を煩わせて誠に恐縮に存じますが、アンケートにご協力お願いします。
  5. お手を煩わせて恐縮なのですが、この資料で使われている写真を貸していただけますか。

「お手を煩わせて」と「心を煩わせて」の違いは?

お手を煩わせて」に似ている語に「心を煩わせて」があります。

心を煩わせて」は、お気に病ませてしまい申し訳ないというニュアンスを含むへりくだった語です。

両語の違いは、「」と「」です。

・・・心配させる。悩ます。
・・・ほねをおらせる。面倒をかける。

という意味になります。

お手を煩わせて」は面倒をかけるという意味、「心を煩わせて」は心配させる、悩ませるという意味になります。

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