「抉る」の要点
- 読み方
- えぐる
- 意味
- 刃物などを深く突き入れ、くり抜くようにすること。比喩的に、心の痛いところや物事の核心を鋭く突くこと。
- 使い方
- 土を抉る/胸を抉る/心の傷を抉る/問題の核心を抉る。
- 注意点
- 人の気持ちについて使うときは、強い痛みを連想させる表現。
「抉る(えぐる)」は、物の内部を深く削り取ったり、くり抜いたりすることです。また、心の痛いところを鋭く突く、隠れた問題の核心に踏み込むという比喩にも使います。
「抉る」の意味
刃物などを突き入れ、内部をくり抜くようにする動きを指す言葉です。傷や地面が深く削り取られた様子にも使われます。ここから転じて、人の心に深く傷を与えることや、表面からは見えにくい本質に鋭く迫ることも表します。
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「抉る」の使い方・例文
- 激しい雨で、川沿いの地面が深く抉られた。
- 木の幹の傷んだ部分を慎重に抉り取った。
- 不用意な一言が、彼女の心を抉った。
- その映画は、社会の矛盾を鋭く抉り出している。
- 過去の失敗を繰り返し持ち出され、心の古傷を抉られる思いがした。
「心を抉る」「胸を抉る」の意味
「心を抉る」は、人の心に強い痛みや衝撃を与えるという比喩的な表現です。「胸を抉られるような思い」も、非常につらい気持ちになる様子を表します。
ただし、「心を抉る言葉」が必ず事実に基づいているという意味ではありません。傷付ける表現と、核心を突いた表現は区別して考える必要があります。
「抉る」と「くり抜く」「削る」の違い
| 言葉 | 重点 |
|---|---|
| 抉る | 内部へ深く入り、掘り取る・削り取るような強い動き。 |
| くり抜く | 中身を抜き取って空洞や穴を作ること。 |
| 削る | 表面などを少しずつ取り除く。抉るほど深い動きとは限らない。 |
「核心を抉る」はどんな意味?
「問題の核心を抉る」のように用いる場合は、問題の表面だけでなく、奥に隠れている本質や急所を鋭く明らかにすることを表します。単に人を傷つける意味とは限りません。
使うときの注意点
心理的な痛みを強く感じさせる語
「抉る」は身体的な傷を思わせる表現なので、「心を抉る」「古傷を抉る」は強い比喩になります。軽い指摘に対して使うと、大げさに感じられる場合があります。
類義語・言い換え
- くり抜く:中を抜き取ること。
- 掘り取る:掘って取り除くこと。
- 傷つける:心や体に傷を与えること。
- 核心を突く:物事の重要な点を的確に指摘すること。
よくある質問
「抉る」は何と読みますか?
「えぐる」と読みます。
「心を抉る」はどういう意味ですか?
心の痛いところを突き、強い苦しみや衝撃を与えることです。
「抉る」は比喩にも使えますか?
はい。心の傷に触れる場合や、社会問題の核心に鋭く迫る場合などにも使えます。
まとめ
- 「抉る」は、深く掘り取る・くり抜くような動きを指す。
- 「心を抉る」は、心に強い痛みを与える比喩。
- 「核心を抉る」は、隠れた本質に鋭く迫る意味でも使う。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「抉る」