- 読み方
- えいきにみちる
- 意味
- 鋭い気性や激しい気勢が、十分にみなぎっていること。
- 鋭気
- 鋭い気性。激しい気勢。
- 注意
- 「英気を養う」の「英気」とは意味が異なります。
「鋭気に満ちる(えいきにみちる)」とは、鋭い気性や激しい気勢が、十分にみなぎっていることを表す言い方です。
戦い・競技・挑戦などを前にした人の、勢いのある気持ちや気迫を表すときに使えます。
「鋭気」は鋭い気性・激しい気勢、「英気」はいきいきと働こうとする気力・元気を表します。「英気を養う」と「鋭気に満ちる」を混同しないようにしましょう。
「鋭気」の意味
『デジタル大辞泉』では「鋭気」を、「鋭い気性、気勢」としています。
『精選版 日本国語大辞典』でも、「鋭い気性。激しい気勢」という意味が示されています。
したがって、「鋭気に満ちる」は、単なる「やる気がある」というよりも、鋭さ・勢い・気迫を感じさせる状態を表すのに向く表現です。
「鋭気に満ちる」の使い方
「鋭気に満ちる」は、勝負や大きな挑戦を前にした人の様子を表すと自然です。
- 決勝戦を前に、選手たちは鋭気に満ちた表情を見せていた。
- 新しい事業に挑む若手社員たちは、鋭気に満ちていた。
- 開幕を控えたチームには、勝利を目指す鋭気が満ちている。
- 彼の目には、困難を乗り越えようとする鋭気が感じられた。
「鋭気」と「英気」の違い
| 言葉 | 意味 | よく使う形 |
|---|---|---|
| 鋭気 | 鋭い気性・激しい気勢 | 鋭気をくじく/鋭気に満ちる |
| 英気 | いきいきと働こうとする気力・元気。また、すぐれた気性・才気 | 英気を養う |
たとえば、休日にしっかり休んで元気を取り戻す場合は、「英気を養う」が適切です。
一方、試合や戦いを前にして気迫がみなぎっている場合には、「鋭気に満ちる」と表せます。
「英気を養う」の意味と使い方もあわせて確認すると、違いが分かりやすくなります。
「鋭気に満ちる」の類義語・言い換え
文脈によって、次のように言い換えられます。
- 気迫に満ちる:強い意志や迫力が感じられる。
- 闘志に満ちる:戦おうとする強い気持ちがある。
- 意気盛ん:物事に取り組む勢いが非常に盛ん。
- 覇気がある:積極的に進もうとする意気込みが感じられる。
「鋭気を養う」は正しい?
「休んで元気を蓄える」という意味であれば、一般的には「英気を養う」と書きます。
「鋭気」は「鋭い気性・激しい気勢」なので、休養によって元気を回復する意味の「養う」と組み合わせるのは通常の表現ではありません。
英気を養う=元気を蓄える、鋭気に満ちる=気勢・気迫がみなぎると分けて覚えると混同しにくくなります。
よくある質問
「鋭気に満ちる」とはどういう意味ですか?
鋭い気性や激しい気勢が十分にみなぎっていることです。勝負や挑戦を前にした人の気迫・勢いを表すときに使えます。
「鋭気」と「英気」の違いは?
「鋭気」は鋭い気性・激しい気勢、「英気」はいきいきと働こうとする気力・元気を表します。
「えいきを養う」はどちらの漢字ですか?
休養して元気を蓄える意味なら「英気を養う」です。
「鋭気に満ちた表情」は自然ですか?
勝負や大きな挑戦を前に、鋭い気勢や気迫が表情に現れている場面なら自然です。
まとめ
- 「鋭気」は、鋭い気性・激しい気勢という意味。
- 「鋭気に満ちる」は、気迫や勢いがみなぎる状態を表す。
- 「英気」は元気・気力などを表し、「英気を養う」の形でよく使う。
- 休んで元気を蓄える意味では「鋭気を養う」ではなく「英気を養う」。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「鋭気」
- 『精選版 日本国語大辞典』「鋭気」
- 『デジタル大辞泉』「英気」