「忸怩たる思い」の意味と使い方や例文!「慚愧に堪えない」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
忸怩たる思い

【読み方】
じくじたるおもい

【意味】
反省して恥ずかしいと思う気持ち

忸怩」は、恥じ入るさま。

【語源・由来】
「忸」「怩」ともに恥じて顔が赤くなる意。

【類義語】
恥じ入る、赤面する、顔から火が出る、ばつが悪い

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「忸怩たる思い」の使い方

ともこ
今年も夏休みの宿題をやらないまま最終日を迎えたの?
健太
同じ失敗を繰り返してしまい、忸怩たる思いでいっぱいだよ。
ともこ
来年も同じ言葉を聞くことになりそうね。
健太
来年こそは何とかするよ。

「忸怩たる思い」の例文

  1. ともこちゃんに迷惑をかける結果になり、忸怩たる思いです。
  2. 自分の判断のせいでこのような結果に終わり忸怩たる思いです。
  3. 締め切りを守ることができず忸怩たる思いです。
  4. 私の不祥事のせいで期待を裏切ることになり、忸怩たる思です。
  5. 自分だけ何もできないことに忸怩たる思いを抱えている。

「忸怩たる思い」と「慚愧に堪えない」の違いは?

忸怩たる思い」に似ている語に「慚愧に堪えない(ざんきにたえない)」があります。

慚愧に堪えない」の「慚愧(ざんき)」は古くは「ざんぎ」と読み、「自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。」をいいます。

慚愧に堪えない」は、恥ずかしさを我慢できないという意味で、とても恥ずかしく思うということをいう語です。

忸怩たる思い」と「慚愧に堪えない」はどちらも自分の行いを反省して恥じることをいうので同じ意味です。

厳密に言うならば、「慚愧に堪えない」には、自分の行いに対して恥じ入るという気持ちのほかに後悔というニュアンスがある点が両語の違いになります。

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