【言葉】
したり顔
【読み方】
したりがお
【意味】
うまくやったという顔つき。得意そうなさま。得意顔。
【語源・由来】
サ変動詞「す」の連用形+完了の助動詞「たり」。「し(為)たり」の意から。
【類義語】
ドヤ顔、得意気
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「したり顔」の使い方
ともこちゃん。見てよ。
金メダルをとったのね。
すごいでしょう。
すごいけど、したり顔でひけらかすのはよくないわ。
「したり顔」の例文
- 万事うまくいったとしたり顔でいう。
- 昔はモテたんだと、過去の栄光をしたり顔で話す彼はカッコ悪い。
- ともこちゃんは、私のおかげだわというようなしたり顔でいます。
- 健太くんは、したり顔でもっともらしいことを言う。
- ワイドショーの出演者は、したり顔で批評を述べる人ばかりだ。
「したり顔」と「ドヤ顔」の違いは?
「したり顔」に似ている語に「ドヤ顔」があります。
「ドヤ顔」の「ドヤ」は「どうだ」の意の関西の方言です。
「ドヤ顔」は得意顔のことをいいます。自らの功を誇り「どうだ」と自慢している顔のことです。
「したり顔」と「ドヤ顔」はどちらも得意そうな顔を意味する点は同じです。
「したり顔」は昔から使われている日本語なのに対して、「ドヤ顔」は関西圏の方言が元になっていて、最近になって全国的に使われ始めた俗語という違いがあります。
「ドヤ顔」の方がマウンティングのニュアンスが強いです。