【言葉】
おぼつかない
「覚束無い」は借字。
【意味】
①物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。
②はっきりしない。あやふやである。
③しっかりせず、頼りない。心もとない。
④はっきり見えないで、ぼんやりとしている。
⑤ようすがはっきりせず、不安である。気がかりだ。
⑥不審である。おかしい。
⑦疎遠で相手のようすがわからない。
⑧待ち遠しい。もどかしい。
【語源・由来】
古くは「おほつかない」といった。「おぼつく」という動詞は無く、「おぼつかない」で一つの形容詞。
「おぼつかぬ」「おぼつきません」とはいわない。
【類義語】
あやふや、いぶかしい、疑わしい、心もとない、怪しい、うろん
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「おぼつかない」の使い方
健太くん。今のままでは、私たちの勝利はおぼつかないわ。
作戦を考えよう。
そうね。悲観している場合じゃないわね。
試合終了まであきらめずに頑張ろう。
「おぼつかない」の例文
- こんな成績では、合格はとてもおぼつかない。
- このタイムでは優勝どころか決勝進出さえおぼつかない。
- おぼつかない英語で話す。
- 景気の回復はおぼつかない。
- 利益どころか資金の回収もおぼつかない。
「おぼつかない足取り」とは?
「おぼつかない」は、「おぼつかない足取り」という表現で使われます。
「おぼつかない足取り」の「足取り」は、「歩くときの足の運び方。歩調」をいいます。
「おぼつかない足取り」は、しっかりしない歩調のことをいいます。
「赤ちゃんがおぼつかない足取りで歩いている。」というように、今にも倒れそうな感じで歩いているという意味で使います。