【言葉】
如才なく振る舞う
【読み方】
じょさいなくふるまう
【意味】
相手に対して抜かりなく振る舞うこと。
【語源・由来】
「如才無い」は「気がきいていて、抜かりがない。」
「振る舞う」
①動作・行動をする。
②人にごちそうする。もてなす。
③ことさらにつくろう。わざわざ趣向をこらす。
「如才」は、眼前に神がいるかの如く手落ちなく祭る意の「如在」から。
【類義語】
抜け目なく振る舞う、しっかりと対応する、ソフトに振る舞う、温雅に対応する、愛想良く振る舞う、調子良く振る舞う
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「如才なく振る舞う」の使い方
ともこちゃんは如才なく振る舞えていいな。
健太くんも努力すればいいのよ。
僕は不器用だから如才なく振る舞うことができないんだよ。
慣れればできるようになるわよ。
「如才なく振る舞う」の例文
- 如才なく振る舞うともこちゃんは、近所で評判がいい。
- 如才なく振る舞う健太くんは、笑顔でのあいさつを欠かさない。
- 上司の前では如才なく振る舞う。
- ともこちゃんは、如才なく振る舞うことができる演技力がある。
- 如才なく振る舞うことができる人は出世する。
「如才ない」は褒め言葉?悪い意味?
「如才ない」は、「気がきいていて、抜かりがない。」という意味です。
一見、褒め言葉のようにも思われますが、「如才ない」は良い意味にも悪い意味にも使います。
「良い子であるかのように如才なく振る舞う。」という言い方の場合、「計算づくの抜かりなさ」を表し、悪いニュアンスで使われます。
なので、「如才ない」を使う場合、文章の前後のニュアンスも含めて考える必要があります。
「如才ない」は誤解を生じやすい語なので、ほめ言葉として使う場合には、前後の言葉に注意しましょう。