「したり顔」の意味と使い方や例文!「ドヤ顔」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
したり顔

【読み方】
したりがお

【意味】
うまくやったという顔つき。得意そうなさま。得意顔。

【語源・由来】
サ変動詞「す」の連用形+完了の助動詞「たり」。「し(為)たり」の意から。

【類義語】
ドヤ顔、得意気

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「したり顔」の使い方

健太
ともこちゃん。見てよ。
ともこ
金メダルをとったのね。
健太
すごいでしょう。
ともこ
すごいけど、したり顔でひけらかすのはよくないわ。

「したり顔」の例文

  1. 万事うまくいったとしたり顔でいう。
  2. 昔はモテたんだと、過去の栄光をしたり顔で話す彼はカッコ悪い。
  3. ともこちゃんは、私のおかげだわというようなしたり顔でいます。
  4. 健太くんは、したり顔でもっともらしいことを言う。
  5. ワイドショーの出演者は、したり顔で批評を述べる人ばかりだ。

「したり顔」と「ドヤ顔」の違いは?

したり顔」に似ている語に「ドヤ顔」があります。

ドヤ顔」の「ドヤ」は「どうだ」の意の関西の方言です。

ドヤ顔」は得意顔のことをいいます。自らの功を誇り「どうだ」と自慢している顔のことです。

したり顔」と「ドヤ顔」はどちらも得意そうな顔を意味する点は同じです。

したり顔」は昔から使われている日本語なのに対して、「ドヤ顔」は関西圏の方言が元になっていて、最近になって全国的に使われ始めた俗語という違いがあります。

ドヤ顔」の方がマウンティングのニュアンスが強いです。
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