【言葉】
いみじくも
「いみじくも」という言葉には漢字表記はありません。けれども、語源としては「忌む」という言葉に由来しています。
【意味】
非常にうまく。適切に。
【語源・由来】
形容詞「いみじ」の連用形+係助詞「も」から。
【類義語】
まさに、よくも、適切な、巧みなことに、まことにうまく、首尾よく、ばっちり、見事に、じょうずに
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「いみじくも」の使い方
酒は百薬の長とはいみじくも言ったものだよ。
健太くんのお父さんはお酒が大好きだもんね。
そうなんだよ。しかも風邪一つひかないんだよ。
お酒の力ってすごいわね。
「いみじくも」の例文
- いみじくも言い得た。
- いみじくも喝破する。
- いみじくも勝利を得た。
- この展覧会は、いみじくも彼の作風の変遷を示すものとなっています。
- 空腹は最高の調味料だとはいみじくも言ったものだ。
「いみじくも」の誤用や注意点は?
「いみじくも」は「非常にうまく」という意味なのですが、「偶然にも」という意味で誤用されることがあります。
例えば、「彼が亡くなった日は、いみじくも彼の誕生日だったんだ。」というような文です。
正しくは、「彼が亡くなった日は、偶然にも彼の誕生日だった。」もしくは、「彼が亡くなった日は、奇しくも彼の誕生日だった。」です。
「いみじくも」で注意する点は、「いみじくも」は漢字にしないという点です。
「いみじ」の語源は「忌む」だとされていますが、「忌みじくも」とは書きません。
一般的にひらがなで書くので気をつけましょう。