- 読み方
- いいえてみょう
- 意味
- 物事の特徴や本質を、実にうまく言い表していること。
- 使い方
- 「そのたとえは言い得て妙だ」「言い得て妙な表現」。
- 注意
- 単に正しい意見というだけでなく、表現の巧みさへの感心を表す。
「言い得て妙(いいえてみょう)」とは、物事の特徴や本質を、非常にうまい言葉で表していることです。
例えば、長い説明では伝わりにくい特徴を、ひと言のたとえで巧みに言い当てたときに「言い得て妙だ」と評価します。内容が正しいことに加え、表現のうまさにも感心しているのがポイントです。
「言い得て妙」の意味
「言い得て」は、うまく言い表すこと。「妙」は、ここでは巧みで優れているという意味です。したがって、言葉の選び方が的確で、しかも表現として巧みであることを評価します。
「妙」を「不思議」「奇妙」という意味だけで解釈するのは適切ではありません。
「言い得て妙」の自然な例文6選
- この町を「古さと新しさが同居する場所」と呼んだのは、言い得て妙だ。
- あのチームを「守りで勝つ集団」と評したのは、まさに言い得て妙だった。
- 長い説明を「言葉の渋滞」と呼んだ彼女の表現は、言い得て妙だと思う。
- その会社を「小さくても動きの速い船」にたとえたのは、言い得て妙だ。
- 作品の魅力をひと言で表した、言い得て妙な紹介文だった。
- 難航した交渉を「出口の見えない迷路」と表現したのは、言い得て妙だった。
「言い得て妙」は、たとえや言葉の選び方が巧みであると伝えたいときに使います。単なる賛成や事実の確認とは少し違う評価です。
「言い得て妙」と「的を射る」の違い
| 言葉 | 重点 |
|---|---|
| 言い得て妙 | 表現が的確なうえ、巧みで感心させられる。 |
| 的を射る | 物事の要点や核心を正確に捉える。 |
| うまいことを言う | 巧みに言い表す。話し言葉でも使いやすい。 |
「的を射た指摘」は、内容が要点を正確に捉えていることを表します。一方、「言い得て妙」は言葉の選び方やたとえが巧みで、感心させられることに重点があります。
「その指摘は的を射ている」と言えば指摘の正確さを、「そのたとえは言い得て妙だ」と言えば表現の巧みさを評価できます。
「言い得て妙」はどんなときに使う?
「言い得て妙」は、他人のたとえ・評し方・言葉の選び方に感心したときになじむ表現です。
意見への賛成:「その通りだと思います。」
内容の正確さ:「的を射た指摘です。」
表現の巧みさ:「そのたとえは言い得て妙ですね。」
やや改まった響きがあるため、普段の会話なら「うまい言い方だね」「ぴったりなたとえだね」とも言えます。
類義語・言い換え
- 巧みな言い回し:表現が上手であること。
- 絶妙な表現:非常によく釣り合った巧みな表現。
- 的確な比喩:特徴をうまく捉えたたとえ。
- うまく言い表している:日常会話でも使いやすい言い換え。
言い換える場合は、内容の的確さを褒めたいのか、表現のうまさを褒めたいのかで選ぶと自然です。
よくある質問
「言い得て妙」は何と読みますか?
「いいえてみょう」と読みます。
「言い得て妙」は簡単に言うと?
「物事の特徴を、実にうまい言葉で表している」という意味です。
「妙」は「奇妙」「おかしい」という意味ですか?
この表現では「巧みで優れている」という意味です。「妙な話」の「妙」とは意味が異なります。
「的を射る」と同じ意味ですか?
近いですが、「的を射る」は内容の正確さ、「言い得て妙」は言い回しの巧みさに重点があります。
ビジネスで目上の人にも使えますか?
使えますが、評価するような響きが気になる場面では「非常に的確な表現ですね」「分かりやすいご説明です」などに言い換えられます。
まとめ
- 「言い得て妙」は、物事を実に巧みに言い表していること。
- 「妙」はこの場合「巧みで優れている」の意味。
- 単に正しい指摘というだけでなく、表現の巧みさを褒める言葉。