「怒り心頭」の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【言葉】
怒り心頭

【読み方】
いかりしんとう

【意味】
心の底から激しく怒ること。

【語源・由来】
古くは1907年に初めて開演された墨塗女(すみぬりおんな)という、常磐津(ときわず)という三味線を用いた音楽で披露される歌舞伎の舞踊にて、「墨を塗られて真っ黒になった顔を鏡で見た女は怒り心頭」という一場面があり、この時にこのような怒りを表す表現として使われたことが始まりではないかと考えられている。

【類義語】
・怒髪天を衝く(どはつてんをつく)
・腸が煮えくり返る(はらわたがにえくりかえる)
・堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)

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「怒り心頭」の使い方

ともこ
さっきコンビニの入り口でずっと動かず、話をしている人たちがいたの。
健太
それはすごく迷惑だね。
ともこ
そうなの。いくら声をかけても無視されたから、怒り心頭して怒鳴ってしまったわ。
健太
迷惑かける人には、それぐらいしなきゃきっとわからないよ。

「怒り心頭」の例文

  1. 私が姉の楽しみにしていたケーキを食べてしまったせいで、姉は怒り心頭だ。
  2. 昔は毎日のように怒り心頭していた彼女だが、今では随分と優しく、温厚になった。
  3. 彼女のすごいところは、どんなに怒り心頭であっても感情任せに行動しないことだ。
  4. いつもは温厚な上司だが、今回ばかりは怒り心頭していると感じ、誰も言葉を掛けることができなかった。
  5. 作業をさぼってばかりいる友達に対して、私は怒り心頭して怒鳴ってしまった。
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