「今しがた」の意味と使い方や例文!方言なの?敬語表現は?(類義語)

【言葉】
今しがた

【読み方】
いましがた

【意味】
ついさっき。たった今。

【語源・由来】
「今し」の「し」は副助詞。
「今し」は、
①たった今。今という今。
②今となって。
「がた」は「方」と書き、「時に関する名詞や動詞の連用形に付いて、だいたいその時分という意を表す。」

【類義語】
先程、先刻

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「今しがた」の使い方

健太
あれ。先生は?
ともこ
今しがた帰ったところよ。
健太
タッチの差だったか。
ともこ
急いで追いかければ間に合うかもしれないわよ。

「今しがた」の例文

  1. 今しがたまでここであなたのことを待っていましたよ。
  2. 今しがた電話があった。
  3. 今しがた別れたばかりです。
  4. 今しがた伝えられました。
  5. 今しがた乗ってきたバスと同じバスが対向車線からやってくる。

「今しがた」は方言なの?

今しがた」は、若い世代にはなじみの薄い言葉であるため、方言と勘違いをされることがあります。

しかし、「今しがた」は、日本に古くからある「大和言葉」のひとつです。

「今しがた」の敬語表現は?ビジネスで使える?

今しがた」に敬意が含まれていないので、敬語表現と一緒に使うことで「今しがた」をビジネスの場面で使うことが可能です。

今しがたまで居た。」を尊敬語にすると、「今しがたまでいらっしゃいました。」という表現になり、ビジネスの場面で使用可能になります。

また、「今しがた書類を見た」を「今しがた書類を拝見しました。」というように、謙譲表現として使うこともできます。

ビジネスの場面で使う場合には、「今しがた」に続く言葉に注意しましょう。
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