【言葉】
落としどころ
【読み方】
おとしどころ
【意味】
もめ事や話し合いの妥協点。双方が納得する決着点。
【語源・由来】
「落とし」は落語の「落とす(話の結末。話のおち。)」から。
【類義語】
妥協点、妥協案、折衷案、譲歩案
【スポンサーリンク】
「落としどころ」の使い方
クラスメイトがもめているの。
双方で落としどころを見つけてくれれば一番いいのにね。
周りが介入する前に解決してほしいんだけど、だんだん周りの生徒を巻き込み始めているのよ。
それは早期解決しないとだめだね。
「落としどころ」の例文
- 落としどころを探る。
- 健太くんは、落としどころを心得ている。
- 年金問題の落としどころが見えない。
- 私たちは落としどころを見出す必要がある。
- ここが話の落としどころだ。
「落としどころ」と「折り合い」の違いは?
「落としどころ」に似ている言葉に「折り合い(おりあい)」があります。
「折り合い」は
①折り合うこと。譲り合って解決すること。
②人と人との関係。仲。
③連句で、長句の止めと短句の止めとの「てには」が同じになること。避けるべきものとされる。
という意味です。
「折り合い」は、よく「折り合いをつける」という形で使われ、「譲り合って解決すること。」をいいます。
「落としどころ」と「折り合い」は、ほぼ同じ意味です。
しかし、「落としどころ」の方が話を締めくくるという意味の「落とす」からきている語であるため、最終的な決着点というニュアンスが強いです。
また、「折り合い」は、「合う」という語から、お互いに譲歩するというニュアンスが強いです。