【言葉】
あながち
「強ち」と書く。
【意味】
[副](あとに打消しの語を伴う)
①断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。一概に。
②強い否定の意を表す。決して。
[形動ナリ]
①強引なさま。無理やり。
②いちずなさま。ひたむき。
③身勝手なさま。わがまま。
【語源・由来】
「あな」は「己(おの)れ」の意で「己れ勝ち」から。
【類義語】
必ずしも、まんざら
【スポンサーリンク】
「あながち」の使い方
このお店美味しいね。
しかも安いのよ。
安いお店があながち味が悪いとは言えないんだね。
高いお店もまた然りよね。
「あながち」の例文
- あながち悪いとは言えない。
- 健太くんの主張はあながち間違いとは言えない。
- ともこちゃんの言い分はあながち否定はできない。
- あながち健太くんばかりが悪いわけではない。
- あながち偶然とは言えない。
「あながち間違ってない」とは?
「あながち」は「あながち間違ってない」という表現で使われます。
「あながち間違ってない」は「必ずしも間違っているとはいえない」ということです。
「この解答はあながち間違ってない。」は、正解ではないけれども少し合っているということをいいます。
また、「君の言っていることはあながち間違ってない。」は、正しいとは言い難いけれども、間違っているとも言い切れないということをいいます。
さらに、ビジネスの場面では、「君のやり方はあながち間違ってない。」というように使われ、最適な方法とはいえないけれども、間違ってもいないということをいいます。
もう少しやり様があったんじゃないかというニュアンスを含みます。