「現れる」の意味と使い方や例文!「表れる」「 顕れる」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
現れる

【読み方】
あらわれる

【意味】
①今までなかったものが姿を見せる。
②隠れていたものが際立って見えてくる。知れわたる。

【語源・由来】
「現」は「見えなかったものが見えてくる。あらわれる。あらわす。」

【類義語】
顕在、表面化

【対義語】
隠れる、消える

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「現れる」の使い方

ともこ
先生はまだなの?
健太
先生はもうすぐ現れると思うよ。
ともこ
5分の遅刻よ。
健太
きっと忙しいんだよ。もう少し待とうよ。

「現れる」の例文

  1. 月が雲間から現れる
  2. 英雄が現れた。
  3. 不意にともこちゃんが目の前に現れた。
  4. 日没後、西の空に明けの明星が現れる。
  5. 春の兆しが現れ始めている。

「現れる」と「表れる」「 顕れる」の違いは?

現れる」と同じ読み方の語に「表れる」と「顕れる」があります。

「現れる」と「表れる」の違いは?

表れる」は、隠れていたものが表面に出てくる。感情・思想などが表面から知られる状態になる。(例:怒りが顔に表れる。彼の考えがよく表れた文章。)

という意味です。

現れる」は、「出現」のように、今ここに見たり触れられる状態で出てくることをいいます。

対して「表れる」は、表に出てくることをいいます。具体的なものが出てくる「現れる」と違って、感情や性格など抽象的なものが明らかになるという意味で使われることが多いです。

「現れる」と「顕れる」の違いは?

顕れる」は、よくないことが公になる。発覚する。(例:悪事が顕れる。)

という意味です。

顕れる」の「」という漢字は、「あきらか。はっきりしている。あらわれる。」という意味です。

現れる」「表れる」は隠れていたものが見えてくることをいいますが、「顕れる」は、「顕著」のように、だれの目から見ても明らかという、より明確にというニュアンスが強いです。

また、「露顕する」のように、隠していたよくないことが人に知れるというような悪い意味で使われることが多いです。

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