- 読み方
- あう
- 意味
- 好ましくない出来事・災難などに出くわす。
- よく使う形
- 事故に遭う/災難に遭う/被害に遭う/ひどい目に遭う
- 書き分け
- 会う=人と対面する、逢う=文学的・情緒的に人と出会う、遇う=偶然出会う。
「遭う(あう)」とは、事故・災難・被害など、好ましくない出来事に出くわすことを表す言葉です。
「交通事故に遭う」「盗難に遭う」「ひどい目に遭う」のように使います。
「遭う」は、人と対面する意味ではなく、主に望ましくない出来事に出くわす場合に使います。人と顔を合わせる場合は、一般に「会う」を使います。
「遭う」の意味
「遭う」は、思いがけず何かに出くわすことを表しますが、現代の一般的な使い方では、特に好ましくない出来事・災難・被害に接した場合に使われます。
- 事故に遭う
- 災難に遭う
- 盗難に遭う
- 被害に遭う
- ひどい目に遭う
- 夕立に遭う
「遭う」の例文
- 帰宅途中に交通事故に遭った。
- 旅行先で思わぬ盗難被害に遭った。
- 山道で突然の豪雨に遭い、しばらく動けなかった。
- 不用意に契約して、ひどい目に遭った。
- 同じような詐欺被害に遭う人を減らすため、注意喚起が必要だ。
「遭う」と「会う」「逢う」「遇う」の違い
「あう」には複数の表記があり、意味や使われる場面が異なります。
| 表記 | 主な意味・使い方 | 例 |
|---|---|---|
| 遭う | 好ましくない出来事・災難などに出くわす | 事故に遭う/被害に遭う |
| 会う | 人と顔を合わせる・対面する。最も一般的な表記 | 友人に会う/担当者と会う |
| 逢う | 人との出会いを情緒的・文学的に表す場合に用いられる | 大切な人に逢う |
| 遇う | 偶然に出会う・巡り合う意味で用いられることがある | 思いがけず旧友に遇う |
「遭う」と「会う」の違い
「会う」は、人と対面する場合の最も一般的な表記です。
一方、「遭う」は、事故・災害・災難・被害など、望ましくないことに出くわす場合に使います。
- 友人に会う。
- 交通事故に遭う。
この二つは、目的語を見ると区別しやすくなります。
「遭う」と「逢う」の違い
「逢う」は、親しい人や大切な人との出会いを、文学的・情緒的に表したい場合などに使われます。
通常の文章では「会う」で十分なことが多く、「逢う」は表現上のニュアンスを持たせたいときに選ばれる表記です。
- 明日、駅で友人に会う。
- 長い旅の末、運命の人に逢う。
「遭う」と「遇う」の違い
「遇う」は、偶然に人や機会などに出会う意味で使われる表記です。
ただし、日常的な文章では「会う」や平仮名の「あう」で表されることも多く、使用頻度は高くありません。
「遭う」は、そこからさらに「好ましくない出来事に出くわす」という意味に特化して使われます。
「事故に会う」は間違い?
事故・災難・被害などに出くわす場合は、通常「事故に遭う」と書きます。
「会う」は主に人との対面に使うため、一般的な文章では、
- 事故に遭う
- 災難に遭う
- 被害に遭う
と書くのが分かりやすい使い分けです。
「遭う」の類義語・言い換え
文脈によって、次のように言い換えられます。
- 出くわす:思いがけず何かに出会う。
- 見舞われる:災害・不幸などを受ける。
- 巻き込まれる:事件・事故・争いなどに関係させられる。
- 被害を受ける:損害や害を受ける。
よくある質問
「事故にあう」は「会う」「遭う」のどちらですか?
事故のような好ましくない出来事に出くわす場合は「事故に遭う」と書くのが一般的です。
「友達に遭う」と書けますか?
通常、人と対面する場合は「友達に会う」と書きます。「遭う」は災難・被害など好ましくない出来事に用いるのが一般的です。
「逢う」と「会う」はどう違いますか?
「会う」は人と対面する一般的な表記です。「逢う」は、親しい人や大切な人との出会いを文学的・情緒的に表したい場合などに使われます。
「遇う」はいつ使いますか?
偶然に人や機会などに出会う意味で使われることがあります。ただし、日常的な文章では「会う」や「あう」で表すことも多い表記です。
まとめ
- 「遭う」は、事故・災難・被害など好ましくない出来事に出くわすこと。
- 人と対面する場合は、一般に「会う」を使う。
- 「逢う」は文学的・情緒的な出会い、「遇う」は偶然の出会いを表す場合に使われる。
- 「事故に遭う」「被害に遭う」「ひどい目に遭う」が代表的な使い方。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「遭う」
- 『デジタル大辞泉』「会う」
- 『デジタル大辞泉』「逢う」
- 『精選版 日本国語大辞典』「遭」