「嘲る」の意味と使い方や例文!「蔑む」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
嘲る

【読み方】
あざける

【意味】
①ばかにして悪く言ったり笑ったりする。
②風月に心ひかれて声を上げて詩歌を吟じる。

【語源・由来】
鳥が朝に口を開けて鳴き声を上げるようすが、人々が声を上げてからかい笑うようすに似ていたことから、「口」+「朝」で「嘲」と書き、「嘲る」になったとされる。

【類義語】
蔑む、見くびる

【対義語】
敬う

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「嘲る」の使い方

健太
僕って駄目だな。
ともこ
自分で自分をらないで。
健太
ともこちゃんは優秀だから良いよ。僕なんて何にも役に立たないよ。
ともこ
そんなことないわ。役に立たない人なんて一人もいないわ。

「嘲る」の例文

  1. 健太くんの失敗を嘲る
  2. ともこちゃんのセンスの悪さを嘲る
  3. 彼の臆病さを嘲る
  4. りのブーイングが起きた。
  5. 他人の失態を嘲るな。

「嘲る」と「蔑む」の違いは?

嘲る」に似ている語に「蔑む(さげすむ)」があります。

蔑む」は、動詞「下げ墨 (す) む」から派生した語です。

他人を、自分より能力・人格の劣るもの、価値の低いものとみなすという意味です。

嘲る」も「蔑む」も、相手を低く見てばかにするという意味です。

しかし「嘲る」は、「自分の無知を嘲る」のように、自分をばかにして笑うことをいう点が「蔑む」と違います。

また「蔑む」は、他人を自分よりひどく劣ったものと見てばかにすることをいいますが、「嘲る」には自分より劣ったものと見るという意味がありません。

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