【言葉】
痴れ者
【読み方】
しれもの
【意味】
①愚かな者。ばか者。
②手に負えない者。乱暴なもてあまし者。
③その道に打ち込んでいる者。その道のしたたか者。
【語源・由来】
「痴れ」は「痴れる」で「いたずら好きである。ふざける。」
【類義語】
愚か者、馬鹿者
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「痴れ者」の使い方
隣のおじいさんに、痴れ者め。わしの視界から去れって怒鳴られたんだ。
何か間違った作法があったんでしょうね。
思いつかないよ。
とりあえず、謝りに行ったらどうかしら。
「痴れ者」の例文
- 痴れ者どもを追放する。
- 上司より先に食事に手をつけるとは痴れ者め。
- 痴れ者ばかりで使えない。
- この痴れ者をすぐに部屋からつまみ出せ。
- お前ごときの痴れ者に任せるしかないとは、この国の民は不幸だな。
「分を弁えろ痴れ者が」とは?
「痴れ者」を用いた表現の一つに、「分をわきまえろ痴れ者が」という言葉があります。
「分をわきまえろ痴れ者が」の「分をわきまえろ」は、「自分の地位や身の程をよく知り、出すぎたことをしないようにすること」という意味の「分をわきまえる」の命令形です。
「分をわきまえろ痴れ者が」は、「身の程を知れ、出しゃばるな馬鹿者が」という意味です。
最近では人気アニメ「呪術廻戦」の両面宿儺の名言として知られています。
現実社会で部下に対して使うと、パワハラで訴えられかねない言葉です。