「心なしか」の意味と使い方や例文!「そこはかとなく」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
心なしか

「心做しか」と書く。
「心無しか」はよくある間違いなので注意。

【読み方】
こころなしか

【意味】
そう思って見るせいか、普通なら気にもとめないようなことが感じとられる様子。

【語源・由来】
「心なし」は、「こちらの気のせい。思いなし。」

【類義語】
どこか、なんとなく、そこはかとなく

【対義語】
顕著、明確、明白、自明

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「心なしか」の使い方

ともこ
健太くん。あの子のことが好きなのね。
健太
違うよ。
ともこ
心なしか顔が赤くなったわ。
健太
ともこちゃんの目の錯覚だよ。

「心なしか」の例文

  1. 3月に入ってから、心なしか暖かくなった。
  2. 心なしかやつれてしまったようだ。
  3. 謝辞を述べる彼の目は心なしか潤んでいた。
  4. ともこちゃんは心なしか顔色が悪い。
  5. 心なしかいつもより元気そうに見える。

「心なしか」と「そこはかとなく」の違いは?

心なしか」に似ている語に「そこはかとなく」があります。

そこはかとなく」は明確にはとらえられないが、何となくそのような雰囲気が感じとられる様子という意味です。

心なしか」も「そこはかとなく」も「感じとる」という意味が同じです。

心なしか」は気のせいかもしれないというニュアンスがあり、「そこはかとなく」とは何となく感じることをいう点が違います。

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