【言葉】
心なしか
「心做しか」と書く。
「心無しか」はよくある間違いなので注意。
【読み方】
こころなしか
【意味】
そう思って見るせいか、普通なら気にもとめないようなことが感じとられる様子。
【語源・由来】
「心なし」は、「こちらの気のせい。思いなし。」
【類義語】
どこか、なんとなく、そこはかとなく
【対義語】
顕著、明確、明白、自明
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「心なしか」の使い方
健太くん。あの子のことが好きなのね。
違うよ。
心なしか顔が赤くなったわ。
ともこちゃんの目の錯覚だよ。
「心なしか」の例文
- 3月に入ってから、心なしか暖かくなった。
- 心なしかやつれてしまったようだ。
- 謝辞を述べる彼の目は心なしか潤んでいた。
- ともこちゃんは心なしか顔色が悪い。
- 心なしかいつもより元気そうに見える。
「心なしか」と「そこはかとなく」の違いは?
「心なしか」に似ている語に「そこはかとなく」があります。
「そこはかとなく」は明確にはとらえられないが、何となくそのような雰囲気が感じとられる様子という意味です。
「心なしか」も「そこはかとなく」も「感じとる」という意味が同じです。
「心なしか」は気のせいかもしれないというニュアンスがあり、「そこはかとなく」とは何となく感じることをいう点が違います。