【言葉】
あらかた
漢字では「粗方」と書く。
【意味】
ほぼ全部。おおかた。おおよそ。大抵。大体。
【語源・由来】
「粗」は「大ざっぱで念入りでない。いいかげん。」
「方」は「やり方」
【類義語】
おおよそ、おおむね、おおかた、大抵、大体
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「あらかた」の使い方
トウモロコシの収穫は終わったの?
あらかた収穫できたよ。
あらまあ。手伝うことがないわね。
トウモロコシをゆでてくれる?とれたてのトウモロコシを食べようよ。
「あらかた」の例文
- 会員のあらかたが賛成にまわった。
- あらかた片付いたので、後は一人で大丈夫。
- 工事はあらかた終わった。
- 希望者はあらかた100人と聞いています。
- その仕事はあらかた済んだ。
「あらかた」と「おおかた」の違いは?
「あらかた」と似ている語に「おおかた」があります。
「おおかた」は
1⃣[名]
①物事や事柄の大体。大部分。あらかた。(例:大方は理解できた。給料の大方が食費に消える。)
②普通の物事。世間一般。世間一般の人。(例:大方のご希望に添いたい。)
2⃣[副]
①だいたい。大部分。あらかた。(例:仕事は大方かたづいた。)
②恐らく。たぶん。(例:大方寝坊でもしたのだろう。)
③(多く、話を切り出すときに用いて)大づかみに言えば。だいたい。およそ。そもそも。
④(否定の語を伴って)いっこう。全然。
3⃣[形動ナリ]普通であるさま。一般的なさま。ひととおり。
という意味です。
「あらかた」と「おおかた」は、ほぼ全部という意味は同じです。
しかし、「おおかた」には普通であるさま、世間一般、多分、いっこうになど「あらかた」にない意味がある点が違います。