「ぞんざい」の意味と使い方や例文!「ぞんざいな扱い」とは?(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
ぞんざい

「ぞんざい」は漢字では書きません。夏目漱石が「ぞんざい」を「存在」と書いたとされていますが、この漢字は当て字です。

【意味】
①いいかげんに物事をするさま。投げやり。粗略。
②言動が乱暴で礼を失しているさま。不作法。

【語源・由来】
「ぞんざい」の語源には「そざつ(麁雑・粗雑)」が転じた語という説、「存在のまま」を略した「存在」の意味とする説がある。

【類義語】
いい加減、適当、生半可、投げ遣り

【対義語】
丁重

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「ぞんざいな扱い」とは?

ぞんざい」は、よく「ぞんざいな扱い」という表現で使われます。

ぞんざいな扱い」とは、いい加減で投げやりな対応をいいます。

「健太くんは、ぞんざいな扱いを受けることに不満を抱いていた。」というように、粗略(そりゃく)な待遇のことをいいます。

「ぞんざい」の使い方

健太
日本の企業は、昔は社員は家族って考えている所が多かったのに、最近はぞんざいに扱うところが増えたよね。
ともこ
使い捨てって感じよね。
健太
実力主義といえば聞こえはいいけど、一部の優秀な人だけ大事にして、他の社員はぞんざいに扱っているようにしか見えないよ。
ともこ
利益追求の嫌な社会になったわよね。

「ぞんざい」の例文

  1. 健太くんは仕事をぞんざいにする。
  2. あの店はおいしいけれども、客をぞんざいに扱うから好きではない。
  3. 道具をぞんざいに扱う。
  4. ぞんざいな口をきいてはいけません。
  5. 部下をぞんざいに扱うとしっぺ返しを食らうことになる。
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