【言葉】
煽る
【読み方】
あおる
【意味】
①うちわなどで風を起こす。また、風が火の勢いを強める。
②風が物を揺り動かす。また、風を受けて物が動く。
③おだてたりして、相手がある行動をするように仕向ける。たきつける。扇動する。
④物事に勢いをつける。
⑤(「呷る」と書く)酒などをひと息に飲む。
⑥写真撮影で、低い位置から上向きに写す。
⑦相場の高騰をねらって、意図的に大量に買う。
⑧自動車の運転で、前を走る車の後ろにぴったり付いて走行する。
⑨鐙 (あぶみ) で障泥 (あおり) をけって馬を急がせる。
【語源・由来】
元々は、乗馬の言葉で、鐙で障泥を蹴って馬を急がせること。障泥は、馬の両脇腹を覆う革製の泥除けのこと。
【類義語】
けしかける、たきつける、煽動
【対義語】
鎮める
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「煽る」の使い方
今度の学級対抗バスケットボール大会は、賞金が出るそうよ。
それはすごいね。
やる気が出たでしょう?校長先生が、生徒の競争心を煽るために、ポケットマネーから出すそうよ。
絶対優勝するぞ。
「煽る」の例文
- 風に煽られて燃え広がった。
- 煽り運転は、道路交通法違反で逮捕される。
- 想像力を煽られる。
- 購買意欲を煽る広告だ。
- それは、反日感情を煽る行為だ。
「人を煽る」とは?
「煽る」を用いた表現の一つに「人を煽る」があります。
「人を煽る」とは、相手を挑発するという意味です。
【例文】
- 人を煽るようなコメントが多い。
- 人を煽ることで、自分が優位に立っていると勘違いしている。