【言葉】
したたか
漢字では「強か/健か」と書く。
【意味】
①非常に強いさま。てごわいさま。
②いかめしいさま。しっかりしているさま。
③(副詞的にも用いる)甚だしいこと。たくさん。
【語源・由来】
元々は、非常に強いさま。てごわいさまをいう語。
【類義語】
辛抱強い、我慢強い
【対義語】
脆弱
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「したたか」の使い方
世知辛い世の中だけど、ともこちゃんならしたたかに生き抜いていくことができるんだろうね。
女性もたくましさが求められる世の中だからね。したたかさは大切よ。
僕もしたたかにならないとね。
健太くんは優しすぎるから、油断しているとライバルに蹴落とされてしまうわよ。
「したたか」の例文
- 雪道で転んでしたたか背中を打った。
- 痛飲し、したたかに酔った。
- この植物は、荒地にしたたかに生きている。
- 新人ながらしたたかな勝負度胸を持ち合わせている。
- 彼はしたたかな相手だ。
「したたか」と「ずる賢い」「あざとい」の違いは?
「したたか」に似ている語に「ずる賢い」「あざとい」があります。
「したたか」と「ずる賢い」の違いは?
「ずる賢い」は、「悪知恵がはたらく。狡猾 (こうかつ) である。悪賢い。」
という意味です。
「したたか」は、苦難や屈しない強さ、または副詞的にたくさんという意味で使われます。
対して、「ずる賢い」は、悪賢いことをいうので意味が違います。
また、「ずる賢い」は悪口で使われますが、「したたか」は、皮肉が含まれることはあっても悪口ではない点が違います。
「したたか」と「あざとい」の違いは?
「あざとい」は
①やり方があくどい。ずうずうしく抜け目がない。
②小利口である。思慮が浅い。あさはかだ。
という意味です。
「したたか」は、苦難や屈しない強さ、または副詞的にたくさんという意味で使われます。
対して、「あざとい」は、あくどい、あさはかということをいうので意味が違います。
また、「あざとい」は悪口で使われますが、「したたか」は、皮肉が含まれることはあっても悪口ではない点が違います。