【言葉】
今しがた
【読み方】
いましがた
【意味】
ついさっき。たった今。
【語源・由来】
「今し」の「し」は副助詞。
「今し」は、
①たった今。今という今。
②今となって。
「がた」は「方」と書き、「時に関する名詞や動詞の連用形に付いて、だいたいその時分という意を表す。」
【類義語】
先程、先刻
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「今しがた」の使い方
あれ。先生は?
今しがた帰ったところよ。
タッチの差だったか。
急いで追いかければ間に合うかもしれないわよ。
「今しがた」の例文
- 今しがたまでここであなたのことを待っていましたよ。
- 今しがた電話があった。
- 今しがた別れたばかりです。
- 今しがた伝えられました。
- 今しがた乗ってきたバスと同じバスが対向車線からやってくる。
「今しがた」は方言なの?
「今しがた」は、若い世代にはなじみの薄い言葉であるため、方言と勘違いをされることがあります。
しかし、「今しがた」は、日本に古くからある「大和言葉」のひとつです。
「今しがた」の敬語表現は?ビジネスで使える?
「今しがた」に敬意が含まれていないので、敬語表現と一緒に使うことで「今しがた」をビジネスの場面で使うことが可能です。
「今しがたまで居た。」を尊敬語にすると、「今しがたまでいらっしゃいました。」という表現になり、ビジネスの場面で使用可能になります。
また、「今しがた書類を見た」を「今しがた書類を拝見しました。」というように、謙譲表現として使うこともできます。
ビジネスの場面で使う場合には、「今しがた」に続く言葉に注意しましょう。