- 読み方
- うきめにあう
- 意味
- つらい目に遭うこと。苦しい状況や悲しい出来事を経験すること。
- 近い表現
- 憂き目を見る/不遇をかこつ/つらい目に遭う。
- よく使う形
- 敗退の憂き目に遭う/解雇の憂き目に遭う。
「憂き目に遭う(うきめにあう)」とは、つらい出来事に直面したり、悲しく苦しい経験をしたりすることです。失敗や不運によって、望まない境遇に置かれる場面などで使います。
「憂き目に遭う」の意味
「憂き目」は、つらいこと・苦しい体験を指す言葉です。「憂き」は、古い日本語の「憂し(うし)」に由来する表現で、つらい、苦しいという意味を含みます。「目」は「ひどい目に遭う」の「目」と同じく、経験する事態を表します。
「憂き目に遭う」は、単に気分が落ち込むことではなく、実際につらい出来事や境遇を経験するという意味で使われます。
「憂き目に遭う」の使い方
「落選の憂き目に遭う」「事業縮小の憂き目に遭う」「理不尽な処遇という憂き目に遭う」のように、どのような不運を経験したのかを前に置くと自然です。
「憂き目に遭った」「憂き目に遭わずに済んだ」のように形を変えても使えます。
「憂き目に遭う」と「憂き目を見る」の違い
| 表現 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| 憂き目に遭う | つらい経験をする | 予選敗退の憂き目に遭う |
| 憂き目を見る | つらい経験をする | 予選敗退の憂き目を見る |
| つらい目に遭う | 苦しい経験をする | 思いがけずつらい目に遭う |
「憂き目に遭う」と「憂き目を見る」は、意味に大きな違いはありません。どちらも辞書で確認できる表現です。文章に応じて自然な方を選べます。
「憂き目に遭う」と「不遇」の違い・注意点
「不遇」は、才能や境遇に恵まれず、不運な立場にあることをいいます。「憂き目に遭う」は、不幸な出来事や苦しい事態を経験する点に重点があります。「不遇」は比較的長い境遇にも使われるため、常に置き換えられるわけではありません。
「憂き目に遭う」自体に、つらい出来事を経験するという意味があります。「憂き目に遭った出来事」より、「つらい出来事だった」「解雇の憂き目に遭った」などとした方がすっきりする場合があります。
なお、「遭う」は好ましくない出来事に用いられやすい表記です。古い文献・辞書では「憂目に逢う」の形も見られます。
「憂き目に遭う」の例文
- 優勝候補だったチームが、初戦敗退の憂き目に遭った。
- 長年働いた会社の閉鎖により、突然の失業という憂き目に遭った。
- 新しい制度の導入後、一部の利用者が予期しない負担増の憂き目に遭った。
- 不当な扱いを受ける憂き目に遭っても、彼は活動を続けた。
- 急な予算削減で、企画中止の憂き目に遭うことになった。
よくある質問
「憂き目に遭う」は何と読みますか?
「うきめにあう」と読みます。
「憂き目を見る」と同じですか?
基本的に同じ意味で、どちらもつらい出来事や境遇を経験することを表します。
良い出来事にも使えますか?
通常は使いません。「憂き目」には苦しいこと・不運な経験という意味があります。
まとめ
- 「憂き目に遭う」は、つらい出来事や苦しい境遇を経験すること。
- 「憂き目を見る」もほぼ同じ意味で使える。
- 「解雇の憂き目に遭う」など、不運の内容を示すと意味が明確になる。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「憂き目」
- 『精選版 日本国語大辞典』「憂目に逢う」「憂目を見る」
- 『ルーツでなるほど慣用句辞典』「憂き目に遭う」