【言葉】
狂気の沙汰
【読み方】
きょうきのさた
【意味】
気が狂っているとしか思えないような事件。精神異常が疑われるような行動。
【語源・由来】
「狂気」は「気が狂っていること。また、異常をきたした精神状態。」
「沙汰」は「問題となるような事件。その是非が問われるような行為。」
【類義語】
逆上する、血迷った行動
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「狂気の沙汰」の使い方
多頭飼育をしていた人が動物愛護法違反で逮捕されたの。
逮捕されてよかった。
良くないわよ。麻酔無しで手術されたとみられる犬や、足の骨が折れたまま放置された犬がたくさんいたのよ。
そんなことをするなんて、まるで狂気の沙汰だね。
「狂気の沙汰」の例文
- こんな嵐の中出発するなんて狂気の沙汰です。
- 狂気の沙汰としか考えられない事件が起こった。
- 感染症蔓延の時期に披露宴をするのは狂気の沙汰だと親戚に止められた。
- あんな人をリーダーにして、彼の指示に従うとは狂気の沙汰だ。
- こんな危険な土地で闇雲に進むのは狂気の沙汰だ。
「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」の違いは?
「狂気の沙汰」に似ている言葉に「正気の沙汰(しょうきのさた)」があります。
「正気の沙汰」の「正気」は、「正常な心。確かな意識。」という意味です。
「正気の沙汰」は、「正常な判断。まともな決定。」という意味です。
一般的に、「正気の沙汰ではない。」「正気の沙汰とは思えない。」というように、否定を伴って使われます。
「正気の沙汰」と「狂気の沙汰」は対義語です。
また、「正気の沙汰ではない」と「狂気の沙汰」は類義語です。