【言葉】
知己を得る
【読み方】
ちきをえる
【意味】
親友や知り合いができる。
【語源・由来】
「知己」は、①自分のことをよく理解してくれている人。親友。②知り合い。知人。
「得る」は、本来は下二段動詞「う」の連体形。①「え(得)る」に同じ。②動詞の連用形に付いて、…することができる、可能である、の意を表す。
「史記(刺客伝、予譲)「士は己を知る者の為に死す」より。
【類義語】
親交を結ぶ、交誼を結ぶ、
【対義語】
(知己の対義語)他人
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「知己を得る」の使い方
面倒臭がらずに、懇親会に参加してよかったよ。
美味しいものが出たの?
それもあるけど、たくさんの知己を得ることができたんだよ。
有意義な時間を過ごせたのね。
「知己を得る」の例文
- 有名作家と知己を得た。
- またとない知己を得る。
- アメリカに滞在中に多くの知己を得た。
- 大学在学中に知己を得た人たちとは、今でも交友が続いている。
- 憧れの存在の知己を得た。
「知己を得る」と「知遇を得る」の違いは?
「知己を得る」に似ている語に「知遇を得る(ちぐうをえる)」があります。
「知遇を得る」の「知遇」は
「人格・能力などを認められて、厚く待遇されること。厚遇。値遇。」
という意味です。
「知遇を得る」とは、厚遇されることをいいます。対して、「知己を得る」は、親友または知り合いになることを言うので意味が違います。