【言葉】
忠恕の心
【読み方】
ちゅうじょのこころ
【意味】
自分の良心に忠実な心。他人を思いやる心。
【語源・由来】
「忠恕」は「自分の良心に忠実であることと、他人に対する思いやりが深いこと。」
「心」は「こころ。思い。内心。」
【類義語】
寛容、寛恕、恕、真心、真摯
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「忠恕の心」の使い方
![](https://proverb-encyclopedia.com/wp-content/uploads/2017/05/069c9c3f8495a5e0c15d4df3575b64af.png)
優先席がサラリーマンで埋まっているね。
![](https://proverb-encyclopedia.com/wp-content/uploads/2017/05/1fc62efa63666ec0097df85a88bfa6da.png)
妊婦さんやけがをしている人が座れずにいるわね。
![](https://proverb-encyclopedia.com/wp-content/uploads/2017/05/f35deb099f44208cbd13d2c7be832efa.png)
忠恕の心を失くした人が多いよね。
![](https://proverb-encyclopedia.com/wp-content/uploads/2017/05/a60884b5c3521f9f64acd621742a5452.png)
一人でも多くの人に、忠恕の心を取り戻してほしいわ。
「忠恕の心」の例文
- 忠恕の心を育てる教育をする。
- 忠恕の心を抱き、社会福祉に尽くす。
- 忠恕の心が世界平和の礎になる。
- 現代人は個人主義に走り、忠恕の心を忘れかけている。
- 忠恕の心をもち他人に接することは、結果、自分を幸せにする。
「忠恕(ちゅうじょ) 」とは?
「忠恕の心」の「忠恕」とは、「自分の良心に忠実であることと、他人に対する思いやりが深いこと。」という意味です。
出典は「論語」で、「夫子の道は忠恕のみ」とあります。
孔子の弟子の曽子が、先生の道は、真心(忠)と思いやり(恕)のみであると説いた言葉です。
「忠恕」とは、自分を欺かない純粋な真心(忠)と、他人への思いやり(恕)を持って他人に接すれば、自然に他者の身になって感じて行動することができるようになり、仁が完成するという、仁の具体的な在り方を説いた言葉です。