【言葉】
あくどい
俗に「悪どい」と書くが誤り。
【意味】
程度をすぎていやみである。やり方がしつこく、たちが悪い。どぎつい。
【語源・由来】
どぎつさを意味する「灰汁(あく)」から来たという説、「くどい」からという説などがある。
「悪」の意味はない。
【類義語】
狡猾、悪質、 よこしま、老獪、腹黒い
【対義語】
良心的
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「あくどい」の使い方
健太くんの家はお金持ちね。
おじいちゃんのおじいちゃんが、ありとあらゆるあくどい商売に手を出して、儲けまくったんだって。
そんなこと公にしていいの?
もう時効でしょう?
「あくどい」の例文
- 健太くんのやり方はあくどい。
- あくどい物言いで論敵をなじる。
- あくどい手口で儲けているようだ。
- 粗悪品を売りつけているあの業者はあくどい。
- あくどい化粧で、見ていて気分が悪い。
「あくどい」と「あざとい」の違いは?
「あくどい」に似ている語に「あざとい」があります。
「あざとい」は、
①やり方があくどい。ずうずうしく抜け目がない。
②小利口である。思慮が浅い。あさはかだ。
という意味です。
「あざとい」には、やり方が「あくどい」という意味があり、「あざとい商法」「あくどい商法」と、似たように使います。
「あくどい」も「あざとい」も、悪い意味で使います。
しかし「あざとい」には、思慮が浅い、小利口であるという意味がある点が「あくどい」と違います。
また「あくどい」には、どぎついという意味がありますが、「あざとい」にその意味はありません。