【言葉】
嘸かし
【読み方】
さぞかし
【意味】
「さぞ」を強めていう語。さだめし。さぞや。
【語源・由来】
「さぞ(嘸)」は、副詞「さ」+係助詞「ぞ」から。
[副](あとに推量の語を伴って)未知の経験を目前のことのように想像したり、他人の経験に共感したりするさま。さだめし。きっと。
[連語]
①そのように。
②文末にあって、強く肯定する意を表す。そうだ。
「かし」は、「なほ」「よも」「さぞ」などに付いて意味を強める終助詞。
【類義語】
さだめし。さぞや
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さぞかし(嘸かし)の使い方
外はすごい風ね。さぞかし寒かったでしょう。
氷の中を歩いているみたいだったよ。
真冬日ね。
早く春が来るといいな。
さぞかし(嘸かし)の例文
- さぞかし呆れられたことでしょう。
- さぞかし驚いたことでしょう。
- さぞかし暇を持て余しているだろうと思って見に来た。
- さぞかしお寂しいことでしょう。
- さぞかし苦しかったことでしょう。
「さぞかし」と「さぞや」「さぞ」の違いは?
「さぞかし」に似ている語に「さぞや」「さぞ」があります。
「さぞや(嘸や)」は、「さぞ」に詠嘆の「や」を付けて、「さぞ」を強めていう語。さだめし。さぞかし。
という意味です。
「さぞ(嘸)」は、副詞「さ」+係助詞「ぞ」から成る語です。
[副](あとに推量の語を伴って)未知の経験を目前のことのように想像したり、他人の経験に共感したりするさま。さだめし。きっと。さぞかし。
[連語]
①そのように。
②文末にあって、強く肯定する意を表す。そうだ。
という意味です。
「さぞかし(嘸かし)」も「さぞや」も、「さぞ」を強めて言う語で同じ意味です。