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「さることながら」の意味と使い方や例文!「さながら」との違いは?(類義語)

【言葉】
さることながら

「然る事ながら」と書く。

【意味】
それが大きな役割を果たしているのはもちろんだが、そればかりではなく。

【語源・由来】
「さること(然る事)」は、
①そのようなこと。そういうこと。そんなこと。
②いうまでもないこと。もちろんのこと。もっともなこと。
③たいしたこと。りっぱなこと。

【類義語】
さるものながら、しかしながら

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「さることながら」の使い方

健太
このドラマは、今期最高だね。
ともこ
単純明快なストーリーもさることながら、主演女優の演技力がたまらなくいいのよね。
健太
演技力がある女優さんだと安心して見ていられるよね。
ともこ
テレビの未来のために、顔や事務所の力で配役を決めるシステムは止めた方がいいと思うわ。

「さることながら」の例文

  1. ともこちゃんの顔の美しさもさることながら、身長の高さも目を引いた。
  2. アメリカへ行く動機もさることながら、その旅費をどこから捻出したのか。
  3. 花の形もさることながら、その色も魅力的なんです。
  4. 性能や品質もさることながら、この使い勝手の良さは他にはない。
  5. ともこちゃんの英語力のすごさもさることながら、ドイツ語もフランス語もネイティブ並みに話すことができるんです。

「さることながら」と「さながら」の違いは?

さることながら」に似ている語に「さながら」があります。

さながら」は「宛ら」と書き、副詞「さ」+接続助詞「ながら」からなる語です。

[副]
①非常によく似ているさま。まるで。そっくり。
②そのまま。もとのまま。
③すべて。全部。
[接]そうは言うものの。しかしながら。

という意味です。

さることながら」は、「それが大きな役割を果たしているのはもちろんだが、そればかりではなく。」というように、他にも重要な点があるということをいう語です。

対して、「さながら」は「しかしながら」という逆説の意味で使われる点が違います。

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