【言葉】
気恥ずかしい
【読み方】
きはずかしい
【意味】
何となく恥ずかしく感ずる。きまりが悪い。
【語源・由来】
「気」は、様子の意を表わす名詞「け」が、接頭語として用いられたもの。
①主として形容詞、また動詞、形容動詞の上に付いて、様子、気配などの意を表わす。様子が…である。「けおそろし」「けうとし」「けぎよし」「けざやか」「けだかし」「けぢかし」「けどほし」「けどる」「けなつかし」「けにくし」など。
②動詞、形容詞の上に付いて、何となく、漠然とした、などの意を表わす。「け押される」「けだるい」など。
【類義語】
小恥ずかしい、うら恥ずかしい、きまり悪い
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「気恥ずかしい」の使い方
健太くん。鏡を見てニヤニヤしているなんて気持ち悪いわよ。
いつから見ていたの?気恥ずかしいな。
自分に見とれていたの?
・・・ちょっとね。
「気恥ずかしい」の例文
- 人前で話すのは気恥ずかしい。
- そうほめられるとかえって気恥ずかしい。
- 人前で歌うのは気恥ずかしい。
- 気恥ずかしさをこらえて、生徒会長に立候補する健太くんの応援演説をした。
- 泣いている所を見られてしまい気恥ずかしい。
「気恥ずかしい」と「恥ずかしい」の違いは?
「気恥ずかしい」は「恥ずかしい」に接頭語「気」が付いた語です。
「恥ずかしい」は、
①自分の欠点・過失などを自覚して体裁悪く感じるさま。面目ない。
②人目につきたくない思いである。気詰まりである。てれくさい。
③相手がすぐれていて気おくれするさま。立派である。
「気恥ずかしい」は何となく恥ずかしいという意味なので、少し恥ずかしいということです。
なので、ほぼ同じ意味ですが、「恥ずかしい」の方が恥を感じる度合いが強いといえます。