【言葉】
顕著に現れる
【読み方】
けんちょにあらわれる
【意味】
きわだって目につくようになること。
【語源・由来】
「顕著」は「際立って目につくさま。だれの目にも明らかなほどはっきりあらわれているさま。」
「現れる」は「今までなかったものが姿を見せる。」
【類義語】
際立ってくる、著しくなる、明確になる
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「顕著に現れる」の使い方
健太くん。勉強をさぼったでしょう。
何で分かるの。
成績データに顕著に現れているわよ。
隠しきれなかったか。
「顕著に現れる」の例文
- 増加の傾向が顕著に現れる。
- 変化の兆しが顕著に現れる。
- 性能の差が顕著に現れる。
- 練習の成果が顕著に現れる。
- 国語の試験に校風が顕著に現れる。
「顕著に現れる」と「顕著に表れる」の違いは?
「顕著に現れる」を「顕著に表れる(けんちょにあらわれる)」と書いてあることがあります。
「表れる」は、「現れる」と同語源ですが、「感情や考えなどがはっきりと見える形をとって表に出る。内面的なものが表面化する。」という意味です。
「心づかいが言葉の端々に表れる」「思想が作品に表れる」というように使います。
内から外への出現を強調して「内なる思いが外に現れる」という使い方がされることもありますが、主に、感情や様子が表面化することに対しては「表れる」を使います。
対して「現れる」は、「人が現れる」「皮膚に斑点が現れる」のように、隠れていたものが見えるようになることに関して使います。
なので、「きわだって目につくようになること。」という意味を表現するには、「顕著に現れる」の方がふさわしいと考えられます。