【言葉】
下馬評を覆す
【読み方】
げばひょうをくつがえす
【意味】
物事が事前に予想されていたのと違う方向に向かう。
【語源・由来】
「下馬評」は「下馬先で主人を待っている間、供の者がしあう批評の意から。第三者が興味本位にするうわさ・批評」
「覆す」は「①ひっくり返す。裏返す。②倒して滅ぼす。転覆させる。③それまで正しいものとされてきた考え方や決定を根本から変える。」
【類義語】
(下馬評の類義語)噂、ゴシップ、井戸端会議、批評、評判、前評判、格付け、予想
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「下馬評を覆す」の使い方
昨日の選挙の結果を見た?
見たよ。下馬評を覆したね。
びっくりしたわね。
落選間違いなしといわれた人がトップ当選だったね。お金で買収したのかな。
「下馬評を覆す」の例文
- 下馬評を覆して好成績を収めた。
- 下馬評を覆してアカデミー賞を受賞した。
- 下馬評を覆して、今のところ全戦全勝だ。
- 下馬評を覆され、試合で負けた。
- 下馬評を覆す番狂わせが相次いだ。
「下馬評」と「前評判」の違いは?
「下馬評」に似ている語に「前評判(まえひょうばん)」があります。
「前評判」は「ある物事が行われる前に広がった評判」をいいます。
「下馬評」には「興味本位」というニュアンスがあるので、「前評判」の方が信頼性が高いです。
また、「前評判」には、良い評判、悪い評判の両方の意味がありますが、「下馬評」は悪いニュアンスで使われるという違いがあります。