【言葉】
堂々巡り
【読み方】
どうどうめぐり
【意味】
①祈願のために、仏堂などのまわりをぐるぐるまわること。
②同じようなことが何度も繰り返され、進行しないこと。
③国会で投票によって議決するとき、議員が演壇上の投票箱に順次投票することの俗称。
【語源・由来】
僧侶などが、祈願のために仏堂などのまわりをぐるぐるまわること。
【類義語】
躊躇、気迷い、狼狽、膠着、停滞
【対義語】
問題解決、折り合いが付く、けりが付く、決着、推進
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「堂々巡り」の使い方
この会議はいつ終わるのかな。
議論が堂々巡りしているわね。
お腹がすいたよ。
いつの間にかお昼ご飯の時間が過ぎているわね。早く終わってほしいな。
「堂々巡り」の例文
- 両者の話し合いは堂々巡りだった。
- 頭の中で同じ考えが堂々巡りするばかりだった。
- 今君とこの話をしても堂々巡りになるだけでしょう。
- 一人で悩んでいても堂々巡りになるだけだ。
- 堂々巡りになることは避けたい。
「堂々巡り」と「いたちごっこ」の違いは?
「堂々巡り」に似ている語に「いたちごっこ」があります。
漢字では、「鼬ごっこ」と書きます。
「いたちごっこ」は
①子供の遊戯の一。二人が「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、互いに相手の手の甲をつねって自分の手をその上にのせ、それを交互に繰り返す遊び。
②①の遊びはきりがないところから、互いに同じようなことをいつまでも繰り返すだけで、決着がつかないこと。
という意味です。
「堂々巡り」は、「誰かに悩みを打ち明けないと、頭の中で堂々巡りになりそうだ。」というように、一人でも使える言葉ですが、「いたちごっこ」は、「詐欺グループと警察のいたちごっこ。」というように、複数人いないと使えない言葉という違いがあります。