【言葉】
偲ぶ
【読み方】
しのぶ
【意味】
①過ぎ去った物事や遠く離れている人・所などを懐かしい気持ちで思い出す。懐しむ。
②心引かれて、思いをめぐらす。慕わしく思う。
③物の美しさに感心し味わう。賞美する。
【語源・由来】
上代は「しのふ」で、ハ行四段活用。平安時代になって、「忍ぶ」(本来は上二段活用)と混同して「しのぶ」となり、上二段にも活用。
【類義語】
悼む、回想
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「偲ぶ」の使い方
急逝した俳優を偲ぶ会が増上寺で開かれるそうだよ。
ファンが大勢集まるでしょうね。
老若男女に人気があったもんね。
スタッフにも愛されたいい俳優さんだったわよね。
「偲ぶ」の例文
- 彼の業績を偲んで研究所が建てられた。
- 開拓者の苦労が偲ばれる。
- 故郷を偲んで涙を流した。
- ともこちゃんの人柄が偲ばれる手紙だ。
- この手記を読むと、避難所での苦しい生活が偲ばれる。
「故人を偲ぶ」とは?
「偲ぶ」を用いた表現の一つに「故人を偲ぶ(こじんをしのぶ)」があります。
「故人を偲ぶ」とは、亡くなった人のことを懐かしく思い出すことをいいます。
【例文】
- 故人を偲ぶ会を開こうと思う。
- 亡き先生にお世話になった生徒が集まって、故人を偲んだ。