【言葉】
とりとめのない
漢字では「取り留めの無い」と書く。
【意味】
一貫性に欠け、要領を得ない。筋の通らない。まとまりのない。
【語源・由来】
「とりとめ(取留め)」は「際限。しまり。まとまり。」
「ない(無い)」は「物事が存在しない。」
「とりとめのない話で失礼しました」のように、自分の話の内容を謙遜していうのに用いられることが多い。
【類義語】
他愛もない、四方山話、支離滅裂
【対義語】
首尾一貫
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「とりとめのない」の使い方
気が付いたらもう真っ暗。
とりとめのない話をしていたら、もうこんな時間になってしまったね。
何を話していたのか思い出せないけど楽しかったわ。
とりとめのない話をしている時間って楽しいよね。
「とりとめのない」の例文
- 健太くんがとりとめのないことをいう。
- 昔のことについてとりとめのない話をする。
- とりとめのないことばかりぼんやり考えていた。
- 縁側でとりとめのないことを話すのが老後の夢だ。
- とりとめのないおしゃべりをしていた。
「とりとめのない人」とは?
インターネット上で「とりとめのない」を用いた「とりとめのない人」という表現を見かけることがあります。
「とりとめのない人」は、まとまりが話になくポイントがわからない人、話がわかりにくい人という意味で使われることがあります。
しかし、正確には「とりとめのない人」という表現はありません。
「とりとめのない話をする人」を省略した言い方だと思われます。
「健太くんは、とりとめのない話をする人だ。」というように使われ、一貫性に欠け、要領を得ない話をするから、健太くんは何が言いたいのか分からないという意味です。