「行きは良い良い帰りは恐い」の読み方
ゆきはよいよいかえりはこわい
「行きは良い良い帰りは恐い」の意味
「行きは良い良い帰りは恐い」とは、行くときは順調でも、帰るときには苦労や危険がありそうだという意味です。
物事の初めがうまくいったからといって、最後まで安心できるとは限らない状況も表します。
「行きは良い良い帰りは恐い」の使い方
行きと帰りで、道の険しさや天候、体力などが大きく変わる場面で使います。初めは簡単でも、あとで大変になりそうな物事について使うこともあります。
たとえば、遠足で坂道を楽に下ったものの、帰りには同じ坂を上らなければならない場合、「行きは良い良い帰りは恐いですね」と言ったりします。
「行きは良い良い帰りは恐い」の例文
- 林間学校の行きは下り坂でしたが、帰りは急な上り坂で、まさに行きは良い良い帰りは恐いでした。
- 家族で出かけたときは道が空いていましたが、帰りは大渋滞になり、行きは良い良い帰りは恐いとなりました。
- 友達と自転車で海まで来たものの、帰りは強い向かい風になり、行きは良い良い帰りは恐いと思いました。
「行きは良い良い帰りは恐い」の由来
この言葉は、子どもの遊び歌「通りゃんせ」の歌詞から生まれました。歌では、七歳になった子どものお祝いのため、天神様へお札を納めに行く場面が歌われています。
歌の舞台については、埼玉県川越市にある三芳野神社だとする説がよく知られています。この神社は川越城の中にあったため、一般の人が自由に参拝するのは難しかったと伝えられています。行きよりも帰りの取り調べが厳しかったことから、「帰りは恐い」と歌われたという説もあります。
ただし、「通りゃんせ」の発祥地や歌詞の詳しい背景には諸説があります。三芳野神社の話だけが確かな由来だとは断定できません。
「行きは良い良い帰りは恐い」に似たことわざ

行き大名の帰り乞食(ゆきだいみょうのかえりこじき)
旅行の行きには大名のようにぜいたくをし、帰りにはお金がなくなって困ることです。行きと帰りで様子が変わる点は似ていますが、こちらは無計画なお金の使い方を表します。
好事魔多し(こうじまおおし)
よいことには、思わぬ邪魔や困難が起こりやすいという意味です。順調に進んでいても、最後まで油断できない点が似ています。
一寸先は闇(いっすんさきはやみ)
ほんの少し先のことであっても、未来に何が起こるかは分からないという意味です。「行きは良い良い帰りは恐い」よりも、将来の予測のできなさを広く表します。















