「楽あれば苦あり」の読み方
らくあればくあり
「楽あれば苦あり」の意味
「楽あれば苦あり」とは、楽しいことがあっても、そのあとには苦しいことがあるという意味です。
人生では、楽しいことだけがいつまでも続くわけではなく、楽と苦はともに訪れることを表します。
「楽あれば苦あり」の使い方
楽しい時間を過ごしたあとに、大変なことや努力しなければならないことが待っている場面で使います。また、楽なことばかりを選ばず、気を引き締めるように伝える場合にも使われます。
たとえば、夏休みにたくさん遊んだため、最終日に宿題を急いで終わらせなければならないとき、「楽あれば苦ありだね」と言ったりします。
「楽あれば苦あり」の例文
- 楽しい遠足が終わると、次の日にはテストがあるので、まさに楽あれば苦ありです。
- 休日に一日中遊んだ分、夜になって家の手伝いがたまり、楽あれば苦ありだと思いました。
- 旅行は楽しかったけれど、帰ってから荷物を片づけるのが大変で、楽あれば苦ありでした。
「楽あれば苦あり」の由来
「楽」は、楽しいことや心身が楽な状態を表します。「苦」は、苦しいことやつらい状態を表します。この二つを「楽あれば、苦あり」と対になる形で並べ、人生には楽と苦の両方があることを表した言葉です。
特定の人物や歴史上の出来事から生まれたという、はっきりした由来は分かっていません。
古くは江戸いろはかるたに取り入れられ、明治13年(1880年)の歌舞伎『木間星箱根鹿笛』にも「楽あれば苦ある浮世の習ひにて」という用例が見られます。「苦あれば楽あり」と続けて使われることもあります。
「楽あれば苦あり」に似たことわざ

苦あれば楽あり(くあればらくあり)
苦しいことのあとには楽しいことがあり、苦労はいずれ報われるという意味です。「楽あれば苦あり」と反対の順番で、つらい人を励ますときによく使われます。
楽は苦の種、苦は楽の種(らくはくのたね、くはらくのたね)
今の楽が将来の苦につながることもあれば、今の苦労が将来の楽につながることもあるという意味です。楽と苦が互いを生み出すという点を強く表します。
禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
幸せと不幸は、より合わせた縄のように交互に訪れるという意味です。「楽あれば苦あり」よりも、人生の幸不幸が入れ替わる様子を広く表します。

















