「焼け石に水」の読み方
やけいしにみず
「焼け石に水」の意味
「焼け石に水」とは、努力や助けがあまりにも少なく、ほとんど効果がないことです。
解決すべき問題が大きいのに、それに対する手段や力が足りていない状況を表します。
「焼け石に水」の使い方
大きな問題に対して、わずかな努力や援助では十分な効果を得られない場面で使います。
たとえば、夏休みの宿題が大量に残っているのに、最終日に一問だけ解いた場合は、「それだけでは焼け石に水です」と言ったりできます。人の努力を軽く見るように聞こえることもあるため、相手に直接使うときは注意しましょう。
「焼け石に水」の例文
- 試験範囲が広いため、前日に少し勉強しただけでは焼け石に水です。
- 散らかった部屋を一か所だけ片づけても、これでは焼け石に水です。
- 雨がほとんど降らなかったので、庭に少し水をまいただけでは焼け石に水でした。
「焼け石に水」の由来
「焼け石」とは、火に焼かれて熱くなった石のことです。その石に少しだけ水をかけても、水はすぐに蒸発し、石を十分に冷やすことはできません。この様子から生まれた表現です。
古い用例は、1563年に成立した『玉塵抄』に見られます。そこでは、いくら水を飲んでも喉の渇きが止まらない様子を、「やけ石に水かくる」と表しています。
「焼け石に水」に似たことわざ

二階から目薬(にかいからめぐすり)
二階から下にいる人へ目薬を差そうとするように、やり方が遠回しで、なかなか効果が得られないことです。「焼け石に水」が量の不足を表すのに対し、こちらは方法の悪さを表します。
雀の涙(すずめのなみだ)
量がほんのわずかであることを表します。「焼け石に水」と違い、それが役に立つかどうかまでは表しません。
大海の一滴(たいかいのいってき)
大きなものの中にある、きわめて小さな一部分を表します。全体に比べて量が少なすぎる点が似ていますが、努力の効果について述べる言葉ではありません。


















