「良薬口に苦し」の読み方
りょうやくくちににがし
「良薬口に苦し」の意味
「良薬口に苦し」とは、本当に役立つ忠告は聞きづらいものですが、自分のためになるという意味です。
よく効く薬ほど苦くて飲みにくいことにたとえ、欠点や間違いを指摘する厳しい言葉の大切さを表しています。「良薬は口に苦し」ともいいます。
「良薬口に苦し」の使い方
先生や家族、友達から耳の痛い注意を受けたものの、よく考えると自分の成長に役立つ内容だった場面で使います。
たとえば、先生から作文の直すべき点を細かく指摘されたときに、「厳しい意見だけれど、良薬口に苦しと思って書き直そう」と言うことができます。
ただし、相手を傷つけるだけの悪口には使いません。
「良薬口に苦し」の例文
- 先生の指摘は厳しかったけれど、良薬口に苦しと思って練習方法を見直しました。
- 母の注意をうるさく感じましたが、良薬口に苦しで、早寝を始めてから朝の目覚めがよくなりました。
- 友達から欠点を正直に教えてもらい、良薬口に苦しという言葉を思い出しました。
「良薬口に苦し」の由来
この言葉は、中国の古い書物『孔子家語』の「六本」に記された言葉に由来します。
そこには、「良薬は口に苦けれども、病に利あり。忠言は耳に逆らえども、行いに利あり」とあります。よく効く薬は苦くても病気を治し、真心からの忠告は聞きづらくても行動を正すのに役立つ、という教えです。
「良薬」は、よく効く優れた薬を指します。「忠言」は、相手のことを思い、間違いを正すために伝える言葉です。この二つを並べることで、苦い薬と厳しい忠告の共通点を表しています。
「良薬口に苦し」に似たことわざ

忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)
真心からの忠告は耳が痛く、素直に受け入れにくいという意味です。「良薬口に苦し」とほぼ同じ意味ですが、忠告の聞きづらさを直接表しています。
金言耳に逆らう(きんげんみみにさからう)
人生の手本となる優れた言葉は、ときに人の感情を傷つけ、素直に聞き入れられないという意味です。「忠言」よりも、教訓となる価値の高い言葉に重点があります。
諫言耳に逆らう(かんげんみみにさからう)
相手の間違いを正そうとする忠告は、聞く人にとって不快に感じられやすいという意味です。「忠言耳に逆らう」とほぼ同じ意味で使われます。



















