「笑う門には福来る」の読み方
わらうかどにはふくきたる
「笑う門には福来る」の意味
笑いの絶えない明るい家には、自然と幸福が訪れるという意味です。
ここでいう「門」は、家の入り口だけでなく、家そのものや家族を表しています。家族や仲間が仲良く、明るく過ごしている様子を表す言葉です。
「笑う門には福来る」の使い方
明るい気持ちで過ごすことの大切さを伝えたり、落ち込んでいる人を励ましたりするときに使います。
たとえば、文化祭の準備で失敗が続き、クラスのみんなが暗い顔をしているときに、「笑う門には福来ると言うし、気持ちを切り替えて頑張ろう」と言ったりできます。
ただし、深く悲しんでいる人に対し、無理に笑うよう求める言い方は避けましょう。
「笑う門には福来る」の例文
- 発表で失敗したけれど、笑う門には福来ると思い、気持ちを切り替えました。
- 父は「笑う門には福来るだよ」と言って、家族をいつも笑わせてくれます。
- 試合に負けて落ち込む友達を、笑う門には福来ると言って励ましました。
「笑う門には福来る」の由来
「門」は家や家族を表し、「福」は幸福や幸運を意味します。昔は、福の神が家を訪れ、商売繁盛や家庭円満をもたらすと信じられていました。
この言葉は、室町時代の終わりから江戸時代の初めごろに成立したとされる狂言『筑紫奥』に、すでに用例が見られます。上方のいろはかるたにも収められ、絵札には笑顔の大黒さまが描かれていました。
背景には、大黒天や恵比寿の姿をした人が家々を訪れ、歌や踊りで新年の幸福を願う「大黒舞」などの祝福芸があったとされています。人々は、楽しい笑いが福を招くと信じていたのです。
「笑う門には福来る」に似たことわざ

笑門来福(しょうもんらいふく)
笑いの絶えない家には幸福が訪れるという意味です。「笑う門には福来る」を四字で表したもので、ほぼ同じ意味で使われます。
和気財を生ず(わきざいをしょうず)
人々が仲良く和やかに過ごしていれば、自然と豊かになるという意味です。「笑う門には福来る」よりも、人間関係の和やかさと繁栄に重点があります。
笑って損した者なし(わらってそんしたものなし)
明るく笑って過ごすことで、損をすることはないという意味です。幸福が訪れることよりも、笑うことそのものの良さを表しています。


















