「弱り目に祟り目」の意味・使い方・例文・由来

「弱り目に祟り目」の漫画

「弱り目に祟り目」の読み方

よわりめにたたりめ

「弱り目に祟り目」の意味

「弱り目に祟り目」とは、すでに困っているときに、さらに災難や不運が重なることです。

一つの問題だけでも苦しいのに、追い打ちをかけるように別の悪い出来事が起こる状況を表します。

「弱り目に祟り目」の使い方

病気や失敗、物の故障などで困っているところへ、別の問題まで起きたときに使います。

たとえば、風邪で学校を休んだ日に、大切な宿題をなくしたことにも気づいた場合、「弱り目に祟り目だ」と言ったりします。

人のつらい状況について使う場合は、からかっているように聞こえないよう、相手の気持ちに配慮することが大切です。

「弱り目に祟り目」の例文

  • テストで思うような点が取れなかったうえに、帰り道で雨に降られ、弱り目に祟り目でした。
  • 冷蔵庫が故障した翌日に洗濯機まで動かなくなり、わが家は弱り目に祟り目です。
  • 財布を落としたうえに自転車までパンクするとは、まさに弱り目に祟り目でした。

「弱り目に祟り目」の由来

「弱り目」は、心や体、暮らしなどが弱っている状態を指します。「祟り目」は、何かの祟りに遭ったような災いを、「弱り目」と音をそろえて表した言葉です。二つの言葉を「目」でそろえることで、不運が重なる様子を調子よく言い表しています。

特定の人物や出来事から生まれたという、はっきりした物語は確認されていません。古い例としては、1812年の読み物『占夢南柯後記』に「衰りめに、祟とやらん」という形が見られます。1865年の歌舞伎『怪談月笠森』では、現在と同じ「弱り目に祟り目」という形が使われています。

「弱り目に祟り目」に似たことわざ

似たことわざを一緒に覚えよう!

泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)

泣いている顔を、さらに蜂が刺すように、不幸の上へ別の不幸が重なることです。「弱り目に祟り目」とほぼ同じ意味で使われます。

踏んだり蹴ったり(ふんだりけったり)

悪い出来事が続き、何度もひどい目に遭うことです。「弱り目に祟り目」よりも、次々と散々な目に遭ったことを強く表します。

一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)

一つの災難が終わったと思ったところへ、すぐに次の災難が起こることです。困り事が重なる点は似ていますが、一つが去ったあとに別の問題が起きることを表します。