「論より証拠」の読み方
ろんよりしょうこ
「論より証拠」の意味
あれこれ話し合うよりも、確かな証拠を示したほうが、物事ははっきりするという意味です。
意見や言い訳だけでは判断できないときに、写真や記録、実際の結果などを確かめることの大切さを表しています。
「論より証拠」の使い方
意見が分かれているときや、言葉だけでは本当かどうか判断できないときに使います。
たとえば、理科の実験で二人の予想が食い違った場合、実際に実験して結果を確かめることを「論より証拠と言うから、まず試してみよう」と言ったりできます。
相手に直接言うと、説明を疑っているように聞こえる場合があります。言い方や場面には少し注意しましょう。
「論より証拠」の例文
- どちらの予想が正しいか、論より証拠で実験して確かめてみましょう。
- 弟は宿題を終えたと言うので、論より証拠とノートを見せてもらいました。
- この店の料理がおいしいかどうかは、論より証拠で実際に食べてみれば分かります。
「論より証拠」の由来
「論」は、筋道を立てて意見を述べたり、話し合ったりすることです。「証拠」は、あることが事実だと明らかにするための材料を指します。
特定の故事や歴史上の出来事から生まれた言葉ではありません。江戸時代にはすでに使われており、1770年に上演された浄瑠璃『神霊矢口渡』にも用例が見られます。
その後、「江戸いろはかるた」の札にも取り入れられました。絵札には、わら人形を持った武士が描かれ、「論より証拠、藁人形」と続けて唱えることもありました。かるたを通して、広く親しまれるようになった表現です。
「論より証拠」に似たことわざ

百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
人から何度も話を聞くより、自分の目で一度確かめるほうがよく分かるという意味です。「論より証拠」よりも、実際に見ることの大切さに重点があります。
見ると聞くとは大違い(みるときくとはおおちがい)
人から聞いて想像していたことと、実際に見たものとでは大きな違いがあるという意味です。聞いた情報と現実のずれを表すときに使います。
論は後、証拠は先(ろんはあとしょうこはさき)
議論を始める前に、まず証拠を示すべきだという意味です。「論より証拠」とほぼ同じ意味で使われます。




















