【言葉】
きな臭い
【読み方】
きなくさい
【意味】
①紙や布などのこげるにおいがする。こげくさい。
②硝煙のにおいがすることから、戦争・動乱などの起こりそうな気配がする。
③なんとなく怪しい。うさんくさい。
【語源・由来】
「きな臭い」の「きな」は「きれ(布)」のこと。紙や布などのこげるにおいのこと。
【類義語】
疑わしい、胡散臭い、いかがわしい、物騒な、殺伐とした、風雲急を告げる
【対義語】
クリーン、友好関係
【スポンサーリンク】
「きな臭い」の使い方
世の中がきな臭くなってきたね。
戦争の足音が近づいているわね。
嫌だな。
開戦しないように国民が声を上げないとだめね。
「きな臭い」の例文
- きな臭い情報が流れる。
- 国境周辺がきな臭い。
- 利権の絡んだきな臭い話だ。
- 原油価格高騰にまつわるきな臭い話を聞いた。
- 焼けこげるきな臭い空気が窓から流れ込んできた。
「きな臭い」と「胡散臭い」の違いは?
「きな臭い」に似ている語に「胡散臭い(うさんくさい)」があります。
「胡散臭い」は、「どことなく怪しい。疑わしい。油断ができない。」という意味です。
「きな臭い」も「胡散臭い」もどことなく怪しいという意味は同じです。
しかし、「きな臭い」は戦争・動乱などの起こりそうな気配がするという意味があり、「胡散臭い」にその意味がない点が違います。