【言葉】
邪
【読み方】
よこしま
【意味】
①正しくないこと。道にはずれていること。また、そのさま。
②横の方向であること。また、そのさま。
【語源・由来】
「邪」は、元々「琅邪」という中国の古地名を表した字。「牙」に「食い違い」の意味があることから、「よこしま」に「邪」の字が当てられた。
【類義語】
不正、不当、横様、いんちき、いかさま、非
【対義語】
純粋、聖
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「邪(よこしま)」の使い方
よこしまな思いが心にある人は、これを見ることができないんですって。
えっ?ああ、あるね。そこに素敵なものが。
嘘よ。ここには何もないわ。
だましたなー。
「邪(よこしま)」の例文
- よこしまな思いを抱く。
- 彼がともこちゃんに親切なのは、よこしまな動機がありそうだ。
- ねたみやよこしまな考えは捨てるべきだ。
- 匿名だからと、ネットによこしま言を書き込むのは良くない。
- 神はよこしまな人々も平等に救う。
「よこしまな関係」とは?
「邪(よこしま)」を用いた表現の一つに「よこしまな関係」があります。
「よこしまな関係」は、道理にはずれて正しくない関係をいいます。
特に「よこしまな男女関係」を仏教で、「邪淫(じゃいん)」の悪といいます。
現代の言葉で言うと「不倫」です。
「不倫」とは、男女の婚姻外の関係のことで、自分の色欲のために、周囲の人間が傷つく人倫にはずれた行為です。
【例文】
- よこしまな関係は清算した方がいい。
- よこしまな関係を続けても幸せにはなれない。