- 読み方
- みくびる
- 意味
- 相手の能力・価値などを、実際より低く評価する。軽く見る。
- 近い言葉
- 侮る・見下す・軽んじる・過小評価する。
- 反対方向の表現
- 買い被る・過大評価する。
「見くびる(みくびる)」とは、相手の能力・実力・価値などを、実際より低く評価して軽く見ることです。
「相手を見くびる」「若いからといって見くびる」「実力を見くびっていた」のように使います。
「見下す」「侮る」と似ていますが、「見くびる」には、相手の実力や価値を実際より低く見積もるという意味合いが強くあります。
「見くびる」の意味
「見くびる」は、人・能力・実力・価値・影響力などを、本来より低く見て軽視することを表します。
相手を単に嫌っているというより、
- たいしたことはないと思う
- 自分より弱いと判断する
- 実力を低く見積もる
- 重要性を軽く考える
といった評価の低さに重点があります。
「見くびる」の例文
- 新人だからといって、彼の実力を見くびってはいけない。
- 相手チームを見くびったことが敗因になった。
- 小さな会社だからと見くびっていたが、高い技術力を持っていた。
- この仕事の難しさを見くびると、思わぬ失敗につながる。
- 「私を見くびらないで」と彼女は言い返した。
「見くびる」と「見下す」の違い
どちらも相手を低く見る言葉ですが、中心となるニュアンスが異なります。
| 言葉 | 中心的な意味 | 例 |
|---|---|---|
| 見くびる | 能力・実力・価値を実際より低く評価する | 相手の実力を見くびる |
| 見下す | 自分より劣っているものとして、ばかにする | 人を見下した態度 |
「見くびる」は、能力や実力について「たいしたことはない」と判断するニュアンスが強い表現です。
一方、「見下す」は、自分のほうが上だと思い、相手を人格的・立場的に低く扱う態度まで表しやすい言葉です。
「見くびる」と「侮る」の違い
「侮る(あなどる)」も、相手を軽く見る意味を持ちます。
| 言葉 | 特徴 |
|---|---|
| 見くびる | 相手の能力・価値を低く見積もることに重点がある。 |
| 侮る | 相手を軽く見て、警戒や敬意を十分に払わないことまで含みやすい。 |
たとえば、
- 相手の実力を見くびる
- 敵を侮って油断する
のように使うと違いが分かりやすいでしょう。
「見くびる」と「過小評価する」の違い
「過小評価する」は、実際の価値・能力・影響などより低く評価するという、比較的客観的で説明的な言葉です。
「見くびる」は、それより日常的で、相手を軽く見ているという否定的な感情・態度が伝わりやすい表現です。
「見くびる」の反対は「買い被る」
「見くびる」が実際より低く評価することなら、反対方向にあるのが「買い被る」です。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 見くびる | 実際より低く評価する |
| 買い被る | 実際より高く評価する |
「買い被る」の意味と使い方もあわせて確認すると、対比して覚えやすくなります。
「見くびる」の類義語
- 侮る:相手を軽く見る。
- 見下す:自分より下だと思ってばかにする。
- 軽んじる:重要ではないものとして扱う。
- 過小評価する:実際より低く評価する。
- 見下げる:相手を卑しい・劣ったものとして見る。
よくある質問
「見くびる」とは簡単に言うとどういう意味ですか?
相手の能力や価値を「たいしたことはない」と実際より低く見ることです。
「見くびる」と「見下す」は同じですか?
近いですが同じではありません。「見くびる」は能力・実力を低く評価すること、「見下す」は自分より下だと思って相手をばかにすることに重点があります。
「見くびる」と「侮る」の違いは?
「見くびる」は実力などを低く見積もるニュアンスが強く、「侮る」は軽視して警戒・敬意を十分に払わない意味まで含みやすい表現です。
「見くびる」の反対語は?
文脈によって「買い被る」「過大評価する」などが反対方向の表現になります。
まとめ
- 「見くびる」は、相手の能力・価値を実際より低く評価すること。
- 「見下す」は、自分より下だと思ってばかにするニュアンスが強い。
- 「侮る」は、相手を軽く見て油断する意味まで含みやすい。
- 反対方向の表現は「買い被る」「過大評価する」。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「見縊る」
- 『精選版 日本国語大辞典』「見縊」
- 『デジタル大辞泉』「見下す」
- 『デジタル大辞泉』「侮る」