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「大敗を喫する」の意味とは?「惨敗」「完敗」との違い・例文

更新 2026.10.12 「た」で始まる言葉
「大敗を喫する」の要点
読み方
たいはいをきっする
意味
試合・勝負・選挙などで、ひどく負けること。
言い換え
大敗する/大きく敗れる/惨敗する(文脈によりニュアンスが異なる)。
注意点
「喫する」は「こうむる」の意味。接戦でわずかに負けた場合には通常使わない。

「大敗を喫する(たいはいをきっする)」とは、試合や勝負などで、大きな差をつけられるなどして、ひどく負けることです。スポーツの試合結果だけでなく、選挙や競争などで大きな敗北を経験した場面にも使われます。

「大敗する」とほぼ同じ出来事を表せますが、「大敗を喫する」は厳しい敗北という結果を受けたことに焦点を当てる、やや改まった言い方です。

「大敗を喫する」の意味と読み方

読み方は「たいはいをきっする」です。「大敗」はひどく負けることを意味し、『デジタル大辞泉』ではスポーツなどで大差をつけられて敗れることを含むと説明されています。同辞書には「大敗を喫する」という用例もあります。

「喫する(きっする)」には、飲食するという意味のほかに、好ましくないことを身に受ける・こうむるという意味があります。「大敗を喫する」の「喫する」は後者です。

言葉の組み合わせ

  • 大敗=ひどく負けること、大きな敗北。
  • 喫する=ここでは、望ましくない結果を受けること。
  • 大敗を喫する=大きな敗北を経験すること。
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「大敗を喫する」の使い方・例文6選

  1. 決勝戦では序盤から失点が重なり、強豪チームに大敗を喫した。
  2. 相手の攻撃を最後まで止められず、開幕戦で思いがけず大敗を喫する結果となった。
  3. 地区大会で大敗を喫した経験が、選手たちに守備を見直すきっかけを与えた。
  4. 前回の選挙で大敗を喫した候補者陣営は、敗因の分析を進めた。
  5. 予選で大敗を喫したチームも、次の大会に向けて練習を重ねている。
  6. 圧倒的な差で大敗を喫したものの、主将は最後まで声を出して仲間を励ました。

「大敗を喫する」は、試合に負けた事実だけでなく、敗れ方の大きさを表します。大差がついていない勝負なら、「敗れた」「敗北を喫した」などの方が適切なことがあります。

「大敗を喫する」「惨敗」「完敗」「惜敗」の違い

表現 意味・ニュアンス 例
大敗を喫する ひどく負ける、大差などで大きな敗北を受ける。 相手チームに大敗を喫した。
惨敗する みじめな結果に終わるほど、ひどく負ける。 準備不足が響き、惨敗した。
完敗する 相手にすっかり負け、十分に対抗できない。 実力差を見せつけられて完敗した。
惜敗する 惜しくも負ける。接戦での敗北などに使う。 終了間際の失点で惜敗した。
敗北を喫する 負けるという結果を受ける。差の大小は限定しない。 決勝戦で敗北を喫した。

「大敗」は負け方の大きさ、「完敗」は相手に太刀打ちできなかったようす、「惜敗」は惜しくも敗れたことに重点があります。実際の場面では意味が重なることもありますが、完全な同義語ではありません。

「大敗する」と「大敗を喫する」はどう違う?

出来事そのものはほぼ同じで、どちらもひどく負けることです。ただし、「大敗する」は簡潔で日常的にも使える一方、「大敗を喫する」は新聞記事や解説文などでも見られるやや硬い表現です。

表現 例文
大敗する 昨年は強豪校に大敗した。
大敗を喫する 昨年の大会では強豪校を相手に大敗を喫した。

「喫する」を入れた方が意味が強くなると決まっているわけではありません。文体や文章のリズムに応じて選びましょう。

「大敗を喫した」「大敗を喫す」の使い分け

「喫する」は「喫した」「喫し」「喫す」などと活用します。現代の文章では、次のような形が使いやすいでしょう。

  • 大敗を喫した:すでに起こった大きな敗北を述べる。「決勝で大敗を喫した。」
  • 大敗を喫する:出来事や可能性を述べる。「このままでは大敗を喫するおそれがある。」
  • 大敗を喫し:後の文へつなぐ。「敵地で大敗を喫し、チームは連敗となった。」
  • 大敗を喫す:「喫する」より文語的に響く形。「初戦で大敗を喫す。」

なお「喫する」の読みは「きっする」です。「きする」「きっすする」とは読みません。

スポーツ以外でも使える?

はい。スポーツ以外の選挙・競争・勝負事にも使われます。例えば、選挙で議席を大幅に減らした場合などには「大敗を喫した」と表せます。

一方、商品の売上が少し落ちただけの場面や、普段のちょっとした失敗に使うと大げさになりやすい言い方です。客観的な事実を伝えるなら、得点差・獲得議席・勝敗数なども添えると理解しやすくなります。

使うときの注意点

わずかな負けまで「大敗」と呼ばない

接戦で一点差の敗北だったのに「大敗を喫した」と書くと、試合のようすが誤って伝わることがあります。「敗れた」「惜敗した」「敗北を喫した」など、事実に合う表現を選びましょう。

また「大敗を喫する」の助詞は「を」です。「大敗に喫する」とは通常言いません。

よくある質問

「大敗を喫する」は何と読みますか?

「たいはいをきっする」と読みます。

「大敗を喫する」とは簡単に言うと?

試合や勝負などで、ひどく負けることです。

「喫する」はここではどんな意味ですか?

「こうむる」「好ましくないことを身に受ける」という意味です。飲食する意味ではありません。

「大敗を喫する」と「完敗する」は同じですか?

似ていますが完全には同じではありません。「大敗」は負け方の大きさ、「完敗」は相手に十分対抗できなかったことに重点があります。

「大敗を喫した」と「大敗した」はどちらが正しいですか?

どちらも自然な言い方です。「大敗を喫した」の方が、やや改まった文体になります。

まとめ

  • 「大敗を喫する」は、勝負などでひどく負けること。
  • 「喫する」はここでは、よくない結果をこうむるという意味。
  • 「惨敗」「完敗」「惜敗」とは、負け方のどこに注目するかが異なる。

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