- 読み方
- せいけいをたてる
- 意味
- 収入を得るなどして、生活を続けていけるようにすること。
- 使う場面
- 仕事・事業・さまざまな収入源によって暮らしている状況の説明。
- 近い表現
- 暮らしを立てる/生活を支える/生計を維持する。
「生計を立てる(せいけいをたてる)」とは、何らかの方法でお金を得て、日々の生活を続けていくことです。「農業で生計を立てる」「執筆活動で生計を立てている」のように、収入を得る方法と組み合わせて使います。
「生計」という言葉は、暮らしを成り立たせるための手段・方法を指します。「稼ぐ」「家計を管理する」と混同しやすいため、違いを整理しましょう。
「生計を立てる」の意味・読み方
「生計」は「せいけい」と読みます。『デジタル大辞泉』では「生計」を「生活のための手段・方法」と説明し、「一家の生計を立てる」という用例を載せています。
また、「生計を立てる」という見出しでは、何らかの方法で金銭を得て生活していくことを意味すると説明しています。
そのため「生計を立てる」は、収入の得方に注目する言い方です。特定の職業に就いていることだけを表すわけではありません。収入源は人によって異なります。
「生計を立てる」の使い方・例文6選
- 彼は長年、地元で農業を営んで生計を立てている。
- 作家として生計を立てることを目指し、執筆活動を続けた。
- 家業を継いでからは、その仕事で生計を立てている。
- 複数の仕事を組み合わせて生計を立てる人もいる。
- 収入が不安定な時期は、生計を立てるための方法を見直す必要があった。
- 彼女は自分の技術を生かした仕事で生計を立てたいと考えている。
よく使われる形は、「〇〇で生計を立てる」です。「何で暮らしているか」「どのような手段で生活を支えているか」を説明するときに合います。
「生計を立てる」「生計を支える」「家計を支える」の違い
| 表現 | 意味の中心 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| 生計を立てる | 収入などを得て暮らしていく。 | 漁業で生計を立てる。 |
| 生計を支える | 生活が成り立つように経済的に支援する。 | 家族の生計を支える。 |
| 家計を支える | 家庭の収入・支出の面を支える。 | 共働きで家計を支える。 |
| 生計を維持する | 生活を成り立たせる状態を保つ。 | 収入を確保して生計を維持する。 |
| 生業(なりわい)とする | ある仕事を生活のための職業にする。 | 漁業を生業とする。 |
「生計を立てる」は生活していく方法に、「生計を支える」は生活を経済的に支える役割に重点があります。また「家計」は、家族の収入・支出の状態や、生活のための費用を指す言葉です。
「生計を立てる」と「生活する」は同じ?
どちらも暮らしに関わる言葉ですが、意味の幅が異なります。「生活する」は、住む・食べる・働くなど日々の暮らし全体に使えます。
一方「生計を立てる」は、その暮らしを経済的に成り立たせる方法が中心です。
「海辺の町で生活している。」=どこで暮らしているか。
「漁業で生計を立てている。」=どのような方法で暮らしを成り立たせているか。
「生計を立てる」は正社員だけに使う言葉?
いいえ。「生計を立てる」という言葉は、収入を得て暮らしていくという意味であり、雇用形態を限定しません。
正社員だけでなく、個人事業、農業、作品の制作など、さまざまな方法で得た収入によって暮らしている場合にも使えます。
ただし、個々の人の経済状況は外から判断できないことがあります。職業や働き方だけを見て「生計が立っている」「立っていない」と決めつけないようにしましょう。
「生計を立てる」の言い換え
文章の硬さや伝えたい内容によって、次のように言い換えられます。
- 暮らしを立てる:「小さな商店を営んで暮らしを立てている」
- 生活を支える:「複数の仕事で生活を支えている」
- 生計を維持する:「安定した収入を確保し、生計を維持する」
- 稼いで暮らす:「地元で働いて稼ぎ、暮らしている」
「生計を立てる」はやや改まった表現ですが、新聞や一般的な文章、会話でも使われています。
使うときの注意点
「生計」は暮らしを立てていく手段や方法、「家計」は世帯の収入・支出の状態などを指します。「家計を立てる」という表現も使われることがありますが、仕事や収入源によって生活することを述べるなら、「生計を立てる」が分かりやすい言い方です。
よくある質問
「生計を立てる」は何と読みますか?
「せいけいをたてる」と読みます。
「生計を立てる」を簡単に言うと?
収入を得て暮らしていくことです。
「生計を立てる」と「家計を支える」は同じですか?
違います。前者は暮らしを成り立たせる方法、後者は家庭の収入・支出の面を支えることに重点があります。
「生業」と「生計」は違いますか?
「生業」は生活のための職業、「生計」は生活のための手段・方法を表します。
「〇〇で生計を立てる」は自然な表現ですか?
はい。「農業で生計を立てる」「執筆で生計を立てる」のように、収入源を説明する表現として使えます。
まとめ
- 「生計を立てる」は、何らかの方法で収入を得て暮らしていくこと。
- 「家計」は収入と支出の状態を指すため、同じではない。
- 特定の雇用形態だけに限定されない表現。